これは例えば先に123とチーして、その後中をポンして中のみで和がってはいけない、 というものです。
一番簡単な方法は「アリアリ」にすることです。 これならば絶対にもめることはありません。 他にも、先づけだと結局戦略の幅が狭まって読み易くなるので、 「アリアリ」の方がゲームとして深い、と主張する人もいます。
「先づけ」は逆に安易な鳴きによって場が荒れることを防ぎ、 手が狭まることで読みを楽しむ、という面がありますから、 どちらにも楽しみはあります。 ですが、特に初めて囲む面子とやる場合などは、 予め決めておくことが大事です。 一口に「完先」などと言ってもさまざまなレベルが存在しますので。
「完先」と言った場合には、和がれる牌が複数ある場合、 そのどれでも和がれることが条件となります。 例えば6と9で6だと断がつくが9だと役がない、 という場合には6が出ても和がれません (自摸ればさすがに和がれると思いますが…)。 さすがにこれを認める「完先」はないでしょう。 こういう場合には門前ならば立直をかけるしかありません。
1ではどちらも役があるのならば和がれますが、 2では役が確定していないと和がれません。 例えば
は、平和か断かが確定していないので、ダマで和がれません。
さらに2の中でも厳しいルールになると、 白と中のシャンポン待ちのようなケースで、 役が白か中か決まっていないからという理由で和がれなくなります (「飜牌」と見れば役は確定しているのですが)。
待ちが1つしかなくても、聴牌時に役の面子が確定していないと和がれない、 というとんでもないルールもあるようです。
はカンチャンにも取れるが、両面にとって平和が確定していると言えるか?
というわけで、「ナシナシ」「完先」などという場合には、 一体どのレベルまで必要なのかよく確認しておかないとトラブルのもとです。