一方、456と持っている時に4をチーして4を捨てることを喰い直しと言います。 現物の喰い替え、と言ってもいいでしょう。自摸順を替えたり、 一発を消したりする目的で行われます。
ただし、喰い替え・喰い直しはこれ以外の定義で使われることも あるようです。例えば中をすでに捨ててるのに他人から出た中を ポンしなおすことを「喰い直し」ということもあるようです。
なお、最後をロンで和がることは門前を崩すことにはなりません(そうでないと 一盃口は出和がれなくなってしまいます)。ロンと鳴きとは違います。
すでにポンしてある牌と同じ牌を自摸ってきた場合、 「カン」と言ってその牌につけることができます。これを加槓 (あるいは小明槓)と言いますが、この時テンパっていて、 その加槓した牌が当たり牌であれば「ロン」と言って上がることができます。 これを搶槓と言います。普通は一飜役ですので、 他に役がない場合にも搶槓のみで上がることができます。
暗槓の場合には普通搶槓はできませんが、国士無双に限っては 暗槓でも搶槓できる、というルールを採用しているところも多いようです。
なお、焼鳥が半荘を対象にしているのに対して、 東場のみのノー和了者を「焼豚」と呼ぶ場合もあるようです (東場→豚場、という駄洒落だそうです。とするとこちらが語源だったのかも知れません)。 この場合だと、焼豚でかつ焼鳥になる、ということもありますね。