音楽の部屋
2004邦楽ベストセレクション
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2004年の10曲
例によって特に順位をつけずに10曲選んでみました。
- さくらんぼ/大塚愛
- この曲1本でのし上がった、と言っても過言ではない、大塚愛の出世作。
aikoにはちょっとこの曲は歌えませんね。
- 奏(かなで)/スキマスイッチ
- ビジュアルのインパクト(でっかいアフロ)と、ちょっと変わった名前が目を引きますが、
知名度を引き上げるロングヒットとなりましたね。
- 瞳をとじて/平井堅
- 「セカチュー」主題歌ってことで2004年の最大ヒット曲。
平井堅自身にとっても代表作となったんではないでしょうか。
- ココロオドル/nobodyknows+
- 紅白出場も決めました。5人の掛け合いが楽しいヒップホップ。
RIP SLYMEがしばらく席を外していた隙にうまく出てきた、って感じですかね。
- 万華鏡キラキラ/RYTHEM
- 女の子2人組。ハーモニーがとても美しい曲でした。
- リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION
- 今年も絶好調だったアジカンですが、1曲選ぶならこれかな。
勢いが感じられます。アニメ「鋼の錬金術師」主題歌。
- サンライズ/BENNIE K
- 女性ヒップホップ2人組。サビが何といっても気持ちいいです。
ラップも聞いていて気持ちよくなりますね。
- 青いベンチ/サスケ
- インディーズからロングヒット。昔のミスチルとかスピッツを髣髴とさせる、
アコースティックな楽曲です。チャートウォッチャーとしては、
一体いつトップ10に入るのかとヤキモキしてます。
アルバム出ちゃったからもう無理かな…。
- 遭難/東京事変
- 椎名林檎を封印し、バンドとして再デビューした東京事変の2ndシングル。
曲の短さも歌詞の切れ味も椎名林檎らしくてとっても良かったです。
- 正夢/スピッツ
- 地道にマイペースな活動を続けるスピッツ。相変わらずのマサムネ節がいいです。
サビ前の「♪たーたーたーたららったー」が印象的で耳に残ります。
次点
- 僕らだけの未来/GARNET CROW
- スポーツ番組のテーマソングだったからか、
いつもの彼らの曲に比べて、疾走感のある曲で良かったです。
- READY STEADY GO/L'Arc〜en〜Ciel
- 久しぶりにリリースしたシングル。これ以降立て続けに3枚リリースしましたが、
私個人はやっぱりこういうタイプの曲が好きですね
(「HONEY」「花葬」「浸食-lose control-」でいうと「HONEY」タイプ)。
- 誰かの願いが叶うころ/宇多田ヒカル
- シングルコレクションを発売後、全米デビューを前にした、
いわば日本でのお別れソング。
映画「CASSHERN」の主題歌ということでしたが、
ピアノ1本で聞かせるところはさすがでした。
- オンリー ロンリー グローリー/BUMP OF CHICKEN
- インディーズ時代のアルバムの再発や、アルバム「ユグドラシル」発売、
と活動を続けるBUMP OF CHICKEN。
いつもながら一筋縄ではいかないメロディーですね。
- 育つ雑草/鬼束ちひろ
- レコード会社を移籍して、ロックへ転向した第一弾。
正直、この転向が成功しているのかどうかの判断はまだ下せない段階だと思いますが、
頑張って欲しいものです。その前に体調直してもらわないと…。
新人賞
今年は、大塚愛、スキマスイッチ、nobodyknows+、RYTHEM、サスケ、東京事変(笑)、
といった「新人」を「今年の10曲」の方に選んでしまったので少なめです。
- Never let go/加藤ミリヤ
- 毎年何人かは現れる「歌姫」の一人。
しかしこの「本物」っぽさは結構スゴいかも。
「本物」っぽさはとっつきにくさにも通じるので、
ブレイクするにはもう少し何かきっかけが必要かもしれませんが、
期待してます。
アルバム部門
この部門はCCCDは対象外とさせていただきます。
- 色色衣/スピッツ
- 「花鳥風月」に続くアルバム未収録曲集。
「売れ線」とはちょっと違った一風変わった曲が集まってます。
スピッツファンとしては欠かせない一枚。
- シフクノオト/Mr.Children
- 活動再開して久しぶりのアルバムリリース。
シングル曲以外にも「タガタメ」や「PADDLE」などの名曲も多数収録。
- ソルファ/ASIAN KUNG-FU GENERTION
- 「君繋ファイブエム」より大分聴きやすい曲が増えたように思います。
もう一つの「サイレン」が入っていなかったのはちょっと残念ですが、
あれはシングルのカップリングだからこそいいのかな。
しかしLGCD2廃止が間に合って良かった。
- 教育/東京事変
- 東京事変の1stアルバム。
曲のタイトル並びのシンメトリー具合まで、椎名林檎そのものといった感じ。
椎名林檎時代の末期はCCCDだったので、危惧していたのですが、
東京事変に変わってからは同じ東芝EMIからでも、普通のCDで出してくれて助かりました。
総評
なんかここ数年毎年同じようなこと書いてますが、すみませんが今年もやはりこの話題から。
今年はまずCCCDとの長い不毛な戦いに終着点が見えてきた、というのが大きいですかね。
ソニーは11月18日リリース以降はLGCD2を全廃、
avexもアーティスト側の意向で弾力的に運用、ということになったみたいです。
BoAの「Every Hearts〜ミンナノキモチ〜」リリースから始まった日本のCCCDリリース。
私が最後に買ったavexのCDは同日発売の「LISTEN TO MY HEART」(BoA最後の非CCCD)でした。
久しぶりに買った「LOVE JAM」まで、約2年半。長かった…。
この間買いたくても買えなかったCDの数々についてはCCCDじゃなかったら購入していたCDリストをご覧いただくとして…。
これからは少なくともソニーのCDに関しては安心して買える、というのが大きいですね。
今年は環境が変わってCD屋に行く機会が減ってしまったので、
本来だったらAmazonなどをもっと使いたいところなんですが、
AmazonのCCCDの表記はいい加減なので(「CCCD」と書いてあればCCCDなんですが、
「CCCD」と書いてなくても非CCCDとは限らない)、
結局CD屋行って「Compact DISC」のロゴを確認しないことには買えないんですよ。
その点、CCCDをリリースしないとわかっているレコード会社のCDならば、
安心して買うことができます。
相変わらずCCCDでリリースを続けている、
空気が読めないレコード会社も数社残っているようですが…。
こんなまがい物は一日も早くこの世からなくなってくれることを切望します。
さて、CCCD以外の話題を。
今年はついにシングルでのミリオンセラーは0という結果になりました
(12月に入ってORANGE RANGEの「花」がミリオンを達成しましたが、
オリコンの年間チャート集計期間は前年12月〜11月までなので、2005年扱いになります)。
一番売れたのが平井堅の「瞳をとじて」でした。
他にもORANGE RANGEやアジカンなど、男性アーティストが元気でしたね。
ただ全般的にはCDの売り上げは不調なようです。
その割に着うたのダウンロードは好調だったりして、
もうCDだけに頼っている時代じゃないってことなんでしょうか。
旧態依然の価格や流通に固執しているレコード会社は淘汰されていく時代なのかも知れません。
でも日本ではいまだにiMSがオープンしないところを見ると、
レコード会社に改革を期待するのは無理かな…。
ただ、ユーザの立場から言わせてもらうと、
全部ネット配信とかダウンロードに移行して、CDはなくなるのかというと、そうとは限らないかな、という気もしています。
単なるデジタルのファイルだと「モノを集める」という実感が沸きにくいので、
やっぱり気に入ったCDは手元に持っておきたい、という気持ちはあるんですよ。
仮にiTunes Music Storeの日本版が開いて、
CDに焼くこともできて、1曲50円くらいで買えるようになったとしても、
やっぱり手元に残しておきたいCDは買うんじゃないかな、と思います。
手元に残しておきたいくらい魅力的なCDを出して欲しいですね。
(2004.12.23)
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