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映画日記2003
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- マトリックス・レボリューションズ (2003.11)
- 3部作完結編。公開日の23時に新宿に行くほど酔狂ではありませんが、
公開しているのに観に行かないわけにはいかないのがマニアの悲しい性というか…。
チケット売り場がオープンする前からできていた長蛇の列を見て、
あらためて日本でのマトリックス人気を思い知りました。
キアヌ・リーブス達がオープニングに日本を選んだのも分かるかも。
さて、観終わった感想をひとことでいうと「まあこんなものかな」というところでしょうか。
特に度肝を抜かれるようなこともなく、
かといって「やっちゃった」というほど前作を台無しにするような展開もなく、
まあ大体予想の範疇で物語は進行していき、
落ち着くべきところに落ち着いたという感じ。
今回はマトリックスよりもザイオンにおける現実世界のバトルがメインなので、
「あり得ねえ」というアクションがあんまりないのが…。
まあロボットはどうかと思うけどね(笑)。
後ろから銃を抜いて構えたのには笑った。
オチもわかったようなわからないような…。
(2003.11.09)
- キル・ビル Vol.1 (2003.11)
- チャンバラつながりコンボ。正直この組み合わせはどうよ、
という気もしないではなかったのですが…。
クエンティン・タランティーノ監督第4作目。
ユア・サーマン主演、元暗殺者の復讐ストーリー。
日本びいきのクエンティン・タランティーノ監督。
深作欣司監督リスペクトで、
なんかもう好き放題やったらこういう映画ができました、
という感じですね。ヤクザはみんな日本刀持ってるし
(誰も拳銃持ってないって…)、
千葉真一は「服部半蔵」で沖縄で寿司職人やりながら日本刀作ってるし
(そういやギャバン(大場健二)もいた)、
突然アニメは挿入されるし、
ルーシー・リューとユマ・サーマンはたどたどしい日本語で喋り合うし。
こちらも座頭市に負けず劣らず血飛沫全開ですが、
なんかもう多過ぎてギャグの領域まで行ってしまってるかも…。
栗山千秋が「GoGo夕張」(なんちゅう名前…)として出てますが、
「バトル・ロワイヤル」見てスカウトする気になったらしい…。
確か陸上部の貴子役だったよね?そんなに殺しっぷり凄かったっけ?
まあ「やっちまいな!」が気に入れば楽しめるんじゃないでしょうか。
Vol.2は来春公開。
(2003.11.03)
- 座頭市 (2003.11)
- 北野武監督・主演。第60回ベネチア国際映画祭監督賞受賞。
金髪の座頭市やタップダンスなど、奇抜なところばかりが目を引いてますが、
中身は意外とオーソドックスなチャンバラ映画ですね。
とにかく強くてバッタバッタとなぎ倒していくのは快感であります。
ちょっと血飛沫の量が多過ぎるような気がしないでもないですが。
市や浪人の浅野忠信には、
あまりドラマがなく独自の行動原理で斬りまくってるようなのですが、
その分のドラマはあの兄弟が一手に引き受けていたような感じですね。
ガダルカナル・タカと共にいいアクセントになってますね。
(2003.11.03)
- HERO 英雄 (2003.8)
- 夏映画の締め、ということで観て来ました。
ジェット・リー主演、チャン・イー・モウ監督による中国活劇。
秦の大王を狙う三人の刺客、長空・飛雪・残剣を倒したことにより、
大王への謁見を許された無名。語り始めた物語とは…。
色んなところで言われてますけど、映像が綺麗ですね。
色の使い方が素晴らしい。
正直、アクションはワイヤーを多用しすぎという感じもするので、
あまり期待し過ぎない方が…。そういうものだと受け入れて見れば、
楽しめると思います。
しかしグリーン・ディスティニーの時も思ったけど、
中国人って水の上を跳べると本気で思っているんじゃないだろうか。
(2003.08.29)
- パイレーツ・オブ・カリビアン (2003.8)
- ディズニー・ランドの「カリブの海賊」の映画化。ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム主演、
ジェリー・ブラッカイマー製作。
もうこれは、ジョニー・デップ演じる海賊・ジャック・スパロウ船長、
彼に尽きますね。最初から最後まで周りから浮いていると言っても過言ではないほどの過剰なキャラの立ちぶり。
「エキセントリック少年ボーイズ」でいうところのカウボーイ(敵かな?味方かな?)みたいな役割です(わかりにくいっちゅうの)。
ストーリー的にはそれほど新しいところはないのですが、
月の光のスポットで戦うシーンはなかなか美しかったです。
(2003.08.11)
- 茄子 アンダルシアの夏 (2003.8)
- 黒田硫黄の漫画の映画化。自転車レースを描いた短編。
原作と比べると自転車のスピード感がいまいち感じられないのがちょっと残念。
敢えて言えばゴール前のアレなんだろうけど、アレはなあ。
あと絵がジブリ絵になっちゃっているのがやっぱり残念といえば残念。
でもまあ1000円ですし、正味50分弱ですし、時間があれば見てもいいんじゃないでしょうか。
ところでウチの近くにローソンがないんですが、パオパオビールを手に入れるにはどうしたら?
(2003.08.11)
- 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! (2003.7)
- 5年ぶりに「踊る」が帰ってきた!すっかりウォーターフロントとして成長したお台場で、
会社役員を狙った連続殺人事件が起こる。
ああ、懐かしいなあ、という感じ。彼らとの再会が心地よいですね。
テーマ曲(RHYTHM AND POLICE)がかかるとやっぱり昂ぶってきますし。
青島(織田裕二)はやっぱりコート着て走っている姿が良く似合う。
雪乃さん(水野美紀)っていつの間にか巡査部長にまでなってて、
青島やすみれさん(深津絵里)と階級同じになってるんですね。
本店に帰ったはずの真下(ユースケ・サンタマリア)もちゃんと出てきますし。
ホントかどうかはわかりませんが、合同捜査本部を設営するときの所轄の仕事
(弁当の手配、宴会会場の予約、宿泊用のふとん敷き、などなど)ってのが、
他の刑事ドラマではまず見られないシーンですね。
小さな事件から大きな事件まで、さまざまな事件がモザイクのように組み合わさって、
最後には一まとめに解決したりするのが「踊る」の魅力だったりしますが、
今回は個々の事件の関連はちょっと薄かったかな、という感じ。
ちょっと時間が長かったような気がしないでもないです。
もうちょっと切り詰めて2時間くらいにはできたんじゃないかな。
でも室井管理官(柳葉敏郎)が最後を締めてくれて、
カタルシスは得られました。
(2003.07.20)
- ターミネーター3 RISE OF THE MACHINES (2003.7)
- 昼間&先行&指定席にすっかり味をしめて、行ってきました、T3。
今回、ほとんど情報を見ないでいったので、
敵が女性型ターミネーターだということくらいしか知らなかったのですが。
ジョン・コナーがエドワード・ファーロングに比べると随分ショボくて。
でも観て行く内に、このキャスティングは結構正解かも、と思いました。
なんか色んな意味で主人公ないがしろ、って感じ。
根無し・宿無し・ヤク中(これは違うけど)だし。
第三者からみたら妄想オタにしか見えないよなあ。
今回の敵であるTXですが、正直T2のT1000ほどのインパクトは感じませんね。
一応液体ロボットの性質も持っているようですが、
T1000ほど活かしていない感じ。武器も2種類しか使ってないし。
大体あれくらいでホントにくたばるのか?という気がしないでもない。
T1000だったら平気で生き残りそうだが。
アメリカ軍にはロボット型兵器がたくさん並んでるんだ、とか
軍のセキュリティーはサイバー・ダイン社よりも甘いのか
(金庫の扉を力づくで剥がせるってのはどうよ?)、
とかツッコミどころには事欠きませんが、
結構短い時間でまとまってるんじゃないでしょうか。
オチには正直驚きましたし。
ただ、T2ほどのヒットはしないでしょうね。
っつーか、T2台無し、って話もなきにしもあらず…。
T2のような大作路線ではなく、
どちらかというとT1に近い、
B級パニック映画として観るのが正しいかと。
(2003.07.05)
- マトリックス・リローデッド (2003.5)
- 先週の復習はもちろんこれが目的だったのですが、先々行上映を観てきました。
オールナイトでもなく、しかも指定席で見られるとは、シネコン万歳。
前作のラストで、弾は止めるは、空は飛ぶは、無敵になってしまったネオですが、
そのまんま無敵でした(笑)。だいたいこういう場合って、
続編になると前のパワーアップはなかったことにするパターンが多いのですが
(北斗の拳のラオウ編以降「無想転生」を使わなくなったり、とか)、
まさに無敵のネオのままストーリーが組み立てられてるのには感心しました。
しかしネオとアーキテクトとの会話とかって、
コンピュータに詳しくない一般の人は理解できるんでしょうか?
いや、コンピュータの専門家が聞いてもわけわからんのですが(笑)。
なんでソースを辿るとメインフレームになるんだよ。
映像的なインパクトはどうしても前作を初めて観た時には及びませんが、
その分物量でこれでもかってほどやってくれるので、
値段分は十分楽しめるんじゃないでしょうか。
あと、エンドロールが終わっても立たない方がいいと思います。
(2003.05.24)
- ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 (2003.5)
- 「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の2作目。
バラバラになったフロド達一行は再会を果たし使命を果たすことが出来るのか?
平日とはいえ、GW中の映画の日を甘く見ていました。
「なんで平日なのにこんなに人がいるんだよ、この暇人が」
と自分のことを棚に上げそうになる始末。
上映時間がコナンと被ってたのも痛かったな。
まあ、本編が始まる前に入れたんで良かったですけど。
正味3時間は映画館で観るには相当覚悟がいる時間ですが、
さすがに濃密で3時間を感じさせない出来でした。
3つのパーティーを場面転換をうまく使いながら見せてましたね。
やっぱりCGがすごいなあ。ここまで来たか、という感じ。
しかしレゴラスの必要以上のカッコ良さは一体なんだ!?
一方的にオチに使われるギムリとあまりにも対照的すぎる。
(2003.05.01)
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2003.3)
- レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス共演、スティーブン・スピルバーグ監督による、実話を基にした天才詐欺師の半生。
CGを使わないスピルバーグ作品を観るのっていつ以来だろうなあ。
本当に高校生がここまで大胆な犯罪を??と俄かには信じ難いものがありますが、
これが実話らしいんだからすごい。
適度にコメディ要素も含まれていて、
ディカプリオらしい女ったらしっぷりも存分に発揮されてます。
根底には父子の愛、というか重度のファザコンぶりが
(しかしスピルバーグは親子愛が好きですね)。
トム・ハンクスやクリトファー・ウォーケンといった脇もいい味出してます。
オープニングがとてもおしゃれでした。
(2003.03.22)
- レッドドラゴン (2003.2)
- レクター博士シリーズの“エピソード1”。
前2作に続きアンソニー・ホプキンスがレクター博士を、
そしてクラリスの上官・グラハムをエドワード・ノートンが演じてます。
「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」は映画の前に先に原作を読んでたんですが、
このレッドドラゴンは読んでなかったんですよね
(訳が悪くて読みにくい、という評判だったのね)。
冒頭、グラハムがレクターを捕まえるところからグイグイと引き込まれました。
先が読めないせいか、純粋に楽しめました。
今回の犯人「噛みつき魔」は、「羊たちの沈黙」のバッファロー・ビルなんかと比べて随分と人間的な描画がなされてますね。
なんか感情移入してしまいそうだ。
あと、盲目の女性の使い方がうまいなあ、と思いました。
ラストのサービスがいいですね。
(2003.02.09)
- マイノリティ・リポート (2003.1)
- トム・クルーズ主演、スティーブン・スピルバーグ監督の近未来SF。
こちらは結構人が入ってました。
結構長いですけど、小ミッションが連なっている感じで、
目的がその時その時で変わっていくので、それほど長さは感じませんでした。
最後、バッドエンドかと思って一瞬びっくりしましたけど。
しかし網膜で個人を識別してパーソナル広告が流れるのって、
クッキーで判別されてポップアップ広告が上がるみたいで嫌だなあ。
(2003.01.03)
- 火山高 (吹替版) (2003.1)
- 近所の映画館では、早朝とレイトショーの時間にしかやってない上に、
吹替版のみ、というマイナーな扱いを受けていた韓国アクション映画。
観客も少なかったなあ。
「少林サッカー」の感動再び?というわけで早起きして(笑)、見に行ったわけですが、
うーん残念ながらB級映画ながらのB級エンタテイメントでしたねー。
いまいち笑いどころがなかったなあ(笑わせ所はわかるんだけど)。
アクションも、最初っからCG全開のワイヤーアクションバリバリなので、
いまいち感動できなかったし。少林サッカーは、
やっぱりあの基本アクションがあってこそのCGだったんだろうなあ。
お約束満載のストーリー展開は、少年漫画の王道って感じでいいかも。
スギョンとカタツムリがなぜ親友になったのかがよくわからんのだが、
最後にライバルが共に戦うところなんか好み。
でもホントに漫画で連載始めたら、
「鎮圧教師五人衆」とかが出てくる辺りで打ち切りになりそう(笑)。
後で調べたら、吹替版の声優は結構豪華だったらしい。
カタツムリ=ウソップくらいしかわからんかったなあ。
(2003.01.03)
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