テレビの部屋

CM時評

このページでは気が向いたときに気に入ったCMを取り上げて適当に論じてみます。

最終更新日: 1998.07.27
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プレステのCM・3題

セガは湯川専務が悪夢にうなされているが、 プレステの方は相変わらずCMも好調だ。 最近面白かったCMを3つ取り上げてみる。

うーん、CMを見ている限り当分プレステの優位は続きそうだなあ。 いつまでも湯川専務シリーズだけで引っ張ってていいのか?>セガ。

(1998.08.12)


最近のCMについて'98 7月

またまた結構ネタが溜まってきたので最近のCM特集。 その手のTVエッセイページや掲示板等ではさんざん触れられたネタばかりだけどね。

(1998.07.27)


XI(サイ)

最近お気に入りのCMが、プレイステーション用のゲーム「XI(サイ)」のCM。 「課長、お茶が入りま……あ……」っていう、あの間が絶妙です。 ゲームのルールは良く分かりませんが、 なんかキューブ状の物体を転がして揃えて消すんだな、 ということは十分伝わるので、よくできたCMだと思いますね。

対するサターンは専務が殴られてるし(^_^;)。うーん、大丈夫か?

(1998.06.24)

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とろけるプリンの秘密

華原朋美がハーモニカを吹くCM。 悪いがあの音程ではとても「とろけるプリン」とは聞こえない。 本来

とろけるプリン
/ ̄ ̄\ ̄ ̄\
となるべきなのに、あのハーモニカは
/ ̄ ̄ ̄ ̄\/	      
になってるのだから、聞こえるはずもない。

それはさておきこのCM、バージョンがかなりたくさんあるなあ、 と思っていたらなんと16もバージョンがあるという。 ここで全部列記してみよう (括弧内は華原朋美のリアクション。書いてない場合は単に「違います」)。

(無印は子供のみ。☆は親父が、◇は九官鳥が答える)

なお、他にも「パパパパパフィー」「まるごとバナナ」などに 聞こえる、という意見もアリ。

参考資料:
→→ほりえさんの「とろけるプリン」に関する日記

(1998.06.03)

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最近のCMについて'98 6月

あいやー約1年ぶりになってしまった。

(1998.06.02)

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最近のCMについて'97夏

最近のCMで目についたものを取り挙げてみる。

(1997.08.22)

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篠原ともえか否か?

前回のCM時評から4ヵ月も開いてしまった。 今回はfj.rec.tv.cm(ニュースグループ)などでも話題になってた、 たかの友梨ビューティークリニックのCMについて。

このCMは自分はキレイになれないと思っている女の子に対して、 「心のウサギ」に扮した篠原ともえが勇気づける、というもの。 篠原ともえが、いつものただ明るいだけのキャラクターではない一面を見せるということで、 オンエア当初から話題になっていたCMではある。 だが、やはりオンエア当初から疑問として上がっていたのは 「あの女の子は一体誰なのか!?」、もっと言えば、 「あの女の子は篠原ともえか否か?」(つまり篠原の1人2役)ということであった。

前述のニュースグループでもこの質問は繰り返し発せられた。 だが、その答えはいつも要領を得ないものばかりであった。 というよりも、全く正反対の答えが乱立し、どちらも決め手に欠ける、 という状況だったのだ。

とまあ、このような状況が2ヵ月近くも続いて、結局確かな結論は出ずじまいだった。 どちらかというと、場(ニュースグループ)の雰囲気としては、 最後の「CM NOW に載ってた」という記事の影響で、 あれはシノハラ説に傾きつつもあった。

そしてついにこの状況からようやく解放される時が来た。 似たような質問が「東海ウォーカー」(7/22号)にも出ていたらしく、 それの回答によれば、

つまりは別人、というわけですね。

それにしてもこれだけたくさんの人が「あれはもしかしてシノハラ?」 と思っていたということは、 この2人、背格好や顔のつくりが似ている、ということなんだろうなあ。

(1997.07.22)

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一体いいのか悪いのか

今回はスパ王のCFについてである。2月くらいに入ってからスパ王は、 イメージキャラクターをそれまでの工藤静香からすっぱりと変えて、 和田勉と西村知美という異色の取り合わせを採用してきた。

この人選についてはいろいろと人によって意見があるだろう。 明らかに狙ってる和田勉のボケに対して、 演技なんだか天然なんだかさっぱりわからない西村知美のボケを重ねるという 「ツッコミ不在」の構成は、突っ込み甲斐があると思える人と、 耐えられない、という人と極端に反応が分かれるのではないだろうかと想像する (まあしかしあまり好意的な意見は聞かないが)。

今回取り上げるのは、「今月の目標編」(←勝手に命名)ではなく、 「カルボナーラ編」である。このバージョンの進行を簡単に記すと、

  1. 和田勉(以下勉)「カルボナーラ、買うのなーら」
  2. 西村知美(以下知)「あ、新製品」
  3. 勉「さあ売るよ」
  4. 知「カルボナーラ、カルベロース」
  5. 勉「駄目駄目。全然意味がないじゃない。さあ特訓だ」
  6. 知「カルボナーラ、ガンダーラ。カルボナーラ、買(こ)うてーな」
  7. 勉「いいんじゃない」(OKサインを出す)
という風になる。

しかしこれは30秒バージョンの場合で、これが15秒バージョンになると、

  1. 勉「カルボナーラ、買うのなーら」
  2. 知「あ、新製品」
  3. 勉「さあ売るよ」
  4. 知「カルボナーラ、カルベロース」
  5. 勉「いいんじゃない」(OKサインを出す)
となってしまう。 つまり、「カルボナーラ、カルベロース」に対する評価が、 CMの長さによって180度変わってしまうのだ。

個人的には「カルボナーラ、ガンダーラ」も十分に意味がないと思うが、 それにしても同じCMでも長さによって矛盾してしまうのは困ったもんである (そんなことで誰も困りはしないって?ごもっとも)。

(1997.03.19)

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宇宙に轟くせんだみつお

サラ金の無人契約機についてこのCM時評で取り上げるのは3度目なのだが、 やはりどうしても触れておきたかったので。

その前に、無人契約機のCMの自主規制について触れておこう。 2月頃から、サラ金各社は無人契約機のCMを一部のテレビ局では自粛する傾向にある。 例えばアコムの「むじんくん」の場合、前フリの部分は全く同じなのだが、 例の歌のところが「♪ラララララララ、ラララララララ」になってて、 ビルのてっぺんにある「むじんくん」マークも黄色く塗りつぶされている、 といった具合である(初めて見た時はあまりの違和感に笑ってしまった)。 アイフルの場合、お地蔵さんが出演しているのはいつもの通りだが、 「あ、お自動さんや」というセリフが「あ、アイフルや」に変わってる。 でもって最後にわざとらしく「使い過ぎ借り過ぎに注意しましょう」とか出る。

この自主規制だが、実はテレビ局ごとに違っているようで、 もともとフジやTBSではサラ金のCM自体が流れない傾向にあったらしい。 昔はOKだった日本テレビでは今は自粛してるけど、 テレビ東京では今でも平気で流してたりする。変なの。

で、新しいむじんくんのCM。合コンパーティーかなんかで、 「じゃあせんだみつおゲームしようよ」と言った後、 「せんだ」「みつお」「ナハナハ」、「せんだ」「みつお」「ナハナハ」 と謎のせんだみつおゲームが続いていく……。 最後の「会計は…」「地球寄ってっていいスか?」に対して 「先に寄ってから行けよ」という突っ込みも入れたくなるが、 それ以上に謎なのがこの「せんだみつおゲーム」。

どうやら

  1. 誰かが「せんだ」と言いつつ誰かを指名する
  2. 指名された人は別の人を「みつお」と言いながら指名する
  3. 「みつお」と指名された人の両隣の人が「ナハナハ」をやる
というルールで推移していくゲームのようだ。 「007ゲーム」とか呼ばれるもののバリエーションであろう (「ゼロ」→「ゼロ」→「セブン」→両隣が「バン」で推移する)。 ひたすら反射神経だけで進めていくという、 酒が入ってないとちっとも面白くない類のゲームである。

それにしてもなぜせんだみつお?せんだみつお本人に了解は取ってあるのだろうか。 このバージョンの他にもナイキのパチもんくさい怪しげなスニーカーのバージョンもあるが、 何と言ってもこのせんだみつおゲームのバカバカしさにはかなわないと思った。

→→アコムホームページ・むじんくんCMコーナー

(1997.03.11)

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新聞と語呂合わせ

あまりタイムリーなネタではないが、一度は触れておきたいテーマだったので触れておく。 ただし、元々CMネタというのは地方限定しがちではあるが、 今回のネタは特に関東ローカルなネタなのでそれ以外の地域の人はすみません。

そもそも電話番号の語呂合わせというのは昔から行われてきて、 中には電話番号の制度の変更と共に悲劇を歩んだケースもあった。 東京23区では平成3年の「市内局番の頭に3をつける」と言うのが近年最大の変更で、 「にいまるまるの」と歌っていたところを「さんにいまるまる」と 「の」を抜くことで違和感なくクリアした日本文化センターから、 「さんの」という意味不明の合いの手を入れたツカサのウイークリーマンションまで存在する。 どこかの散髪屋さんでは「291 2960」で「にくい髪つくろー」 と語呂合わせしていたのに3がついたために「みにくい髪つくろー」になってしまって 台無しになってしまったとか(「さあ、にくい髪つくろー」でごまかしたらしいが)。

そんな中、0120で始まるフリーダイヤルが普及するにつれ、 CMを流すような大企業は徐々にその語呂合わせの場をフリーダイヤルへと移行して行った。 「みよいクログロ」だったアデランスもいまや「ゼロゼロクログロ」だし、 全部8並びだったのに3がついて台無しになったダック引越しセンターも フリーダイヤルでは再び全部8並びを取ることに成功している。

ここまでは実は前フリで、今回触れるのは大手新聞各紙の購読申込のフリーダイヤルである。 以下、主観でよくできてると思う順に取り上げる (主観だが、世間の評価とそれほどずれはないだろうという自信はある)。

語呂合わせNo.1に挙げたいのは日経新聞。「21-4946」で「日経よく読む」。 自然だし、覚え易いし、文句無しである。

次が毎日新聞。「468-012」で「読むは毎日」→「読むはまるいちに」と覚えるそうだ。 確かにちょっと苦しいが、自らCMの中で「ちょっと苦しい」とか言っていたので許す。

以下は段々苦しくなる。朝日新聞は「33-0843」。「(朝日は)サンサン、おはようさん」 と覚えるらしい。かなり苦しいが、朝日の降り注ぐ様子(さんさん)と英語のSUNをかけてるのかな。 まあ、まだ「朝日」との関連性が読み取れるだけマシ。

産経新聞は「34-4646」で「ミヨー読む読む」。もはや「読む」という情報以外は残っていないので、 産経でなくても全然OKですね。 最初の頃は「オーソレーミヨー、ヨムヨム」とか宣伝してましたね。

あ、実は読売新聞のは知らないです。誰か知ってたら教えてください。

で、実はここまでも全部前フリのようなもので、 私が言いたかったのは最後のこれなのだ。 栄えある語呂合わせワースト1に輝くのはッ! 東京新聞だッ! 「026-999」で「お風呂でキュッキュッキュ」。 全然新聞と関係ないじゃん! こんなんしか残ってなかったのかねえ、それにしても。

てなわけで今年もよろしくお願いします。

(1997.01.10)

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最近のCMについて

最近見たCMで目についたものを並べてみた。

(1996.11.19)

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化粧品と女の戦い

最近、人気女優のメグ・ライアンが出演しているピュールポーという化粧品メーカーのCMがある。 この中でメグ・ライアンは記者達に囲まれながら「洗顔を過信しちゃだめよ」と言う。

このCF、明らかに同じ化粧品メーカーのヴァーナルのCMを意識したものだと思われる。 こちらのCMはやはり女優のシャロン・ストーンを採用し、「私は洗顔だけです」 と言って石鹸を宣伝しているのだ。

果たして消費者はどちらを信じればよいのだろうか。

(1996.10.11)

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小林亜星の魔力

ちょっと時期的にはハズしたかも知れないが、やはり書いておかざるを得ないので書いておこう。

小林亜星と言えば昔から耳に残るCMを作るので有名だ。つい独り言で 「パッとさいでりあ〜」と口ずさんでしまった経験は誰にでもあるのではなかろうか (はたしてそうかな)。その亜星節がいかんなく発揮されたCMが 大洋漁業ことマルハのCMである。

他社のCMでもその傾向は見られるものの、マルハのCMの場合には予算がないからか、 より「製品の名前を連呼する」という傾向が目立つ。まだ曲を作ってる だけのうちならばよかったが、「マルハの牛丼、中華丼」のあたりからは 本人が歌い出しちゃったものだからその連呼ぶりに拍車がかかって、 もう誰も止められない状態。 そしてついにあの「カップDEライス」のCMが誕生する。

このCMはマルハにしてはかなり金がかかってると思われる。 なにしろ、タレントが出ている(笑)。何者だかはわからないが、 とにかく女が歌って、カップDEライスを持ち上げたり回ったりする。 この曲もまた耳について離れないタイプのツボを押えている。 JASRACが怖いので歌詞は書けないが(笑)、 特に途中で入る合いの手の「待ってた! 待ってた!」のフレーズは、 「もしかしたら俺もこんなのを待ってたのかも知れない」 という気にさせるくらいのインパクトがある。

「レンジで煮魚1分半」の方は、例のごとくただ商品を大写しにして亜星本人が歌っているだけだが、 この2つが大抵セットになって放送されるので対になって覚えてしまう。 まさに亜星おそるべし、である。

最近ではサイデリアの歌を岩崎宏美が歌っているのを見て、またまたびっくりした次第である。

(1996.08.30)

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サラ金各社の自動契約機のCMについて

去年くらいからサラ金の各社はこぞって「無人カード契約機」なるものを 宣伝し始めた。各社ともネーミングに工夫を凝らしているようだ。

これらの中ではアコムの「むじんくん」が「無尽」とかけていて サラ金地獄の泥沼ぶりを暗示していて秀逸なネーミングであるとか、 アイフルのお自動さんのキャンペーンで地蔵の着ぐるみを着て炎天下 ティッシュを配っている人達は大変だけど喋らない地蔵はやっぱり不気味だぞとか、 そういう話はとりあえず置いておこう。

ことTV-CMに限っていうと、他社の追随を許さず異彩を放つのは何と言っても プロミスの「いらっしゃいましーん」であろう。 ヤキソバンのCMによってすっかり二枚目からイロモノへと定着したマイケル富岡を起用し、 その濃さを全面に押し出したくどい作りになっている。 他者のCMがただ人がいないことを強調しているのに過ぎない中、 ちゃんと使い方から土・日・祝日までやっているということまで伝えているのだから、 広告としてみても優れていると言えよう(もっとも、あのCMではマイケルの濃さに 目を奪われてしまって本当に内容が伝わっているかは疑問であるが)。

しかしプロミスには「いらっしゃいましーん」のCMとは別にもう一つプロミス自身を 宣伝しているCMもある。こちらは「いらっしゃいましーん」のCMに輪をかけて濃い。 というか、非常にシュールな映像になっている。見たことのない人のために一応 簡単に説明しておくが、キャストは「いらっしゃいましーん」と同じくマイケル富岡と もう一人の女である。例のごとくマイケルが歌を歌っているのだが、 内容は「あなたの所へ池袋」や「抜け駆けするのは錦糸町」といった、 地名を織り込んだ駄洒落になっている。そして何より映像がシュールだ。 はっきり言って、初めて見たら何のCMだかわからないであろう。 恐らくあの地名はプロミスがある場所を歌い込んでいるのではないかと思うのだが、 結局プロミスという言葉は歌の中には出てこない(最後に一言言うだけ)。

私はこのプロミスのCMはもしかしたらCM史上に残る傑作の部類に入ると思うのだが、 深夜でないとなかなか見られないのが非常に残念だ。

(1996.08.28)

→マキ・タイアップ曲集

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