音楽の部屋

1998邦楽ベストセレクション

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今年ももう終わりですね。早いですね〜。 というわけで、今年も独断と偏見で選んでみました。 10曲の順位は特にありません。

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なんかこうしてみると今年の前半に出された曲が多いですね。 そうしてみると後半は不調だったのかなあ?


次点

トップ10との差は紙一重の曲です。


総評

今年は新人の台頭がめざましかったように思います。 厳密には今年デビューした新人ではないグループも含まれますけど、 今年ブレイクした、という意味でくくると、 Misia、Kiroro、Cocco、the brilliant green、ゆず、 そして最後の宇多田ヒカル。 Kiroro、ブリグリはジワジワとチャートを登って行って1位になり、 ミリオンを達成しました。 来年以降の活躍が楽しみです。

そして傾向として目立ったのが、まずシングルの同時・連続リリース、 GLAYの2枚同時リリースに始まり、ラルクの3枚同時リリース、 globeの4枚連続リリース、ラルクの2週連続リリース、 T.M.R.の1月に2枚リリース、鈴木あみの4ヶ月連続リリース、 ZARDの2枚同時リリース……。 まあいい曲ができたらC/Wや両A面にするのはもったいないので、 リリースしてしまうというのもわからないのではないのですが (実際、売れるしなあ)。でもその月のヒット曲集めると、 同じアーティストのばかりになってしまう、というのもちょっとねえ。 もうこの手は流行らないでしょうね、99年は。

そしてもう一つの傾向としてはベストアルバムの乱発があります。 不景気の時にはベストアルバムを出しておく、 というのがレコード会社の戦略らしいのですけど、 それにしても今年は出ましたねえ。 B'zの「Pleasure」「Treasure」の2枚を筆頭に、思いつくだけでも サザン、ユーミン、DEEN、広瀬香美、THE YELLOW MONKEY、TRF、COMPLEX、 そして最後にまだ2年なのにSPEEDまで。 長いことやってる大御所が出すのと、 レコード会社を移籍した時に前のレコード会社がとりあえず版権を持ってるので出しとけ、 みたいな感じで出すのと、両パターンあるような気がします。 前者のなかでも、B'zの「Treasure」はファン投票の上位を収録する、 という企画の勝利だと思いました(商売上手、ともいう^^;)。 怖いのは、この反動で99年ちっともアルバムが売れないんじゃないか、 という懸念ですね(というか、単にベストアルバムの売り上げを除くと、 非常に落ち込むように見えると思う)。 力のあるオリジナルアルバムの登場を期待したいですね。

あと目立ったのが、TV番組の企画物から出てきたアーティスト(?)。 オーディション番組のASAYAN系のモーニング娘。、鈴木あみ、浜崎あゆみ、 等はまあアーティストと呼ぶことにやぶさかではありませんが、 完全に番組の企画と密着してるポケット・ビスケッツ、ブラック・ビスケッツ、 野猿などのグループも活躍しましたね。 ポケビ・ブラビは番組ごと紅白に出てしまいましたからね。 で、98年最後の「企画物」シングルがSomething ELseの「ラストチャンス」です。 彼らほどのアーティストにこんな企画が果たして必要だったのか? うーん、でもその前のシングルは500位台だっていうしなあ(プラネットチャート調べ)。 良いアーティストが知られていないがために売れない、 という哀しい現実があります。 しかしそれを視聴率しか考えてない番組の企画に利用されてしまう、 というのもなんか悔しい。 個人的にあのTプロデューサの手法はあざといしくどいしで好きでないのですが、 それを差し引いても素直に応援する気になれないんです。

うーん、最後の部分は99年の部分のような気がしてきた。 まあ、いいや。とにかく単にドラマ主題歌ならば売れる、 という時代は終わって、 プロモーションでもいろいろ工夫が必要になっているようですね。 99年も各社いろいろ知恵を絞ってくるんでしょうね。

(1999.01.03)


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