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2007邦楽ベストセレクション
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2007年の10曲
例によって順不同で10曲選んでみました。
- Rolling star/YUI
- これまでのYUIにない激しいロックナンバー。
この曲と次の「CHE.R.RY」で幅を広げた感じですね。
- Allegro Cantabile/SUEMITSU & THE SUEMITH
- アニメ「のだめカンタービレ」の主題歌。
ピアノの旋律が合っていました。
- WINDING ROAD/絢香×コブクロ
- 2007年は数多くのコラボレーションが生まれましたが、
歌の力を見せ付けられた、という意味ではこの組み合わせが一番衝撃的だったかも。
ほとんどアカペラ状態でのハーモニーの美しさと言ったら…。
- 蕾/コブクロ
- 2007年レコード大賞受賞作。コブクロバラードの集大成的楽曲。
主題歌になるドラマはことごとく視聴率が振るわないにも関わらず、
ホントいい曲を作り続けますよね。
- くればいいのに feat. 草野マサムネ from SPITZ/KREVA
- こちらも異色コラボ。KREVAの熱いラップ部分と、草野マサムネの淡々としたメロディ部分との、
コントラストがなんとも言えずいい味を出してます。
- GREEN DAYS/槇原敬之
- 久しぶりのマッキー王道青春ソング。完全復活と言ってもいいんじゃないでしょうか。
- LIFE/中島美嘉
- 久しぶりにバラード以外でヒット!って感じですね。
歌唱の不安定さがまた歌詞やサビでメジャーに転調する不安定な世界観とも合ってたりして。
- Beautiful World/宇多田ヒカル
- 一番売れたのは「Flavor of Life」でしたが、宇多田ヒカルの味が出ていたという意味ではこちらの曲かな。
なんだかんだで「ヱヴァンゲリヲン」の世界観に合わせているところも職人技。
- 茜色の約束/いきものがかり
- インディーズ時代から暖めていた曲、ということで、さすがのクオリティでした。
- 閃光少女/東京事変
- 配信&DVD限定ですが、久しぶりに東京事変らしさ(椎名林檎らしさ?)が出た作品だと思います。
やっぱこうでないと。
次点
- モザイクカケラ/SunSet Swish
- 昨年新人賞に選んだ面々が、それなりに活躍しているようで。
- 明日晴れるかな/桑田佳祐
- 2007年ソロプロジェクト第1弾。月9主題歌、ということで、
売れ線をしっかり抑えて作ってくるあたりはさすがですね。
- ドラマチック/Base Ball Bear
- 深夜アニメ「おお振り」オープニング。映像と合ってました。
- フォノスコープ/スガシカオ
- スガシカオらしい目の付け所。
- イケナイ太陽/ORANGE RANGE
- ORANGE RANGEらしいワルノリが、久しぶりにノリの良さと融合していた作品になってたと思います。
- 横顔/aiko
- 「星のない夜」も良かったのですが、ちょっと暗過ぎるかなあ…。
ということでこちらをセレクト。
新人賞
- パッション・フルーツ/フジファブリック
- いや、「新人」扱いは失礼なんですが、私が今年初めて認識した、という意味で。
「saku saku」のエンディングで流れていて、聴いている内に癖になってしまいました。
- ポリリズム/Perfume
- こちらももう6年もやってるんで「新人」扱いは失礼なんですが。
こういう形のアイドルっていうのもアリなんだ、という感じで衝撃的ではありました。
アルバム部門
- HOME/Mr.Children
- 久しぶりのオリジナルアルバムですが、ベテランの安定感を感じる完成度でした。
- 桜咲く街物語/いきものがかり
- 1stアルバム。彼女達の魅力が詰まった1枚に仕上がってます。
- さくら/キンモクセイ
- カヴァーアルバムは数多くあれど、「さくら」にテーマを絞ったカヴァー、
というのはなかなか画期的でした。選曲もバラエティに富んでいてGood。
- CAN'T BUY MY LOVE/YUI
- 2ndアルバム。彼女の勢いを象徴するかのように、1位を獲得。
- 空はまるで/MONKEY MAJIK
- こだわりの表題曲を含め、良曲が揃ってました。
- EQ/シュノーケル
- 「奇跡」や「天気予報」など良曲揃い。PV収録のDVDも面白かったです。
- さざなみCD/スピッツ
- 久しぶりのオリジナルアルバム。
- 生命力/チャットモンチー
- メジャー2ndアルバム。3人とも曲を作れるので、バラエティ豊かなラインナップになってます。
- LAS VEGAS/鬼束ちひろ
- 復帰後初のアルバム、ということでセレクト。
まだ全盛期ほどではありませんが、片鱗は見えているので、頑張って欲しいですね。
- 悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた/槇原敬之
- こちらもavex移籍後初のフルアルバム。
吹っ切れたのか、かなり全盛期に近いところまで戻ってきているんじゃないでしょうか。
総評
CDの売り上げはさらに低落し、ついに年間1位にして唯一のミリオン突破した曲は2007年発売の曲ではありませんでした…。
あれだけ売れまくった印象のある宇多田ヒカルの「Flavor of Love」でさえ、
64万枚しか売れてないんですから。まあ大半は配信に流れてしまったということなんですが。
今後、シングルのミリオンセラーは、配信のない曲 or 配信に興味の無い層に浸透した曲、
以外では登場しないかも知れませんね。
さらに、YUKIの「ビスケット」や東京事変の「閃光少女」のように、
配信限定だったりDVDだけだったり、とにかくCDという形でのリリースをしないシングルも増えてきました。
昔はGLAYがビデオのみのシングルをリリースしていたりしましたが、
今後もこういう傾向は増えていくでしょうね。
あと、2007年で目立ったのはコラボレーションでしょうか。
ヒップホップ系は言うに及ばず、絢香×コブクロや、グループ魂に柴咲コウが、
など異色のコラボも続々登場。お互いにとってプラスとなるWin-Winコラボも多く登場しました
(まあ、そうでなかったのも多いのですが)。
最後に、2005邦楽ベストセレクションで予想していた、
「2006年中にベスト盤を出しそうなアーティスト予想」について、
2006年には出さなかったけど、2007年に出したアーティストをチェック。
- CHEMISTRY
- 2006年中に発売済。
- ORANGE RANGE
- 「ORANGE」「RANGE」の2枚で出しました。当たり。
- ケツメイシ
- 2007年はオリジナルのみでした。はずれ。
- aiko
- こちらも出してませんね。はずれ。
- BUMP OF CHICKEN
- ようやくオリジナルアルバム出しただけでした。はずれ。
- コブクロ
- 2006年に発売済。
- 大塚愛
- 「愛 love Best」を出しました。当たり。
- スガ シカオ
- 奇しくもコブクロのベストと同タイトルの「ALL SINGLES BEST」を出しました。当たり。
というわけで、2/8が2006年中に、3/8が2007年に出して、3/8がまだ出していない、
という状況でした。まあ、「2006年中に出しそうな」と言っている時点で、
当たっているも何もないんですけどね。
(2008.01.02)
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