映画の部屋
ビデオ日記2002
ロード・オブ・ザ・リング
(2002.12)
大作「指輪物語」の映画化第1作目。
原作未読ですが、RPGの世界は慣れ親しんだものなので、 世界感は全く問題なし。 ただ3時間という長丁場なので、今まで見るのをためらってました。 以下、雑感。
最初はボロミアとストライダー、キャラ被ってるぞ、と思ったけど、 そうでもなかった。
ガンダルフの爺ちゃん、魔術師としての造詣は完璧なんだけど、 魔法使わずに剣や杖で白兵戦やってるのが意味不明。 続編ではもっと魔法使ってくれるかな?
バルログかっこえ〜。
指輪はめた時の「影の世界」の描写がいいですね。
引きの映像の美しさはやっぱりため息が出ますね〜。
サムはなんでいつも従者のような口調なんでしょうか?
まだまだ序章って感じですね。 続編が楽しみです。
(2002.12.31)
スパイダーマン
(2002.12)
アメコミヒーローの実写化。サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演。
いや、もうあちこちで言われてるから、いまさらツッコむのも何ですけど、 主人公も敵も変身するんじゃなくって、自作のコスチュームを被ってるだけ、 というのがショボ過ぎて面白すぎ(笑)。 街をかけていく疾走感が心地よいですね。
ストーリー的には単純な勧善懲悪ってわけじゃなくって、 強大な力には責任が伴う、戦いは新たな憎しみを生む、 というテーマが良かったと思います。 主人公の動機付けもいいですね。
しかしヒロインがいまいちかわいくないような…。 まあリアルっちゃリアルだけど。
(2002.12.23)
ダーク・エンジェルII・11
(2002.12)
Episode 21「ターミナル・シティ」を収録。
ついにシーズン・フィナーレ。と共にシリーズもフィナーレらしいのですが…。 落ちてねぇ…。
結局、サンドマンの正体と目的、マンティコアの秘密、 マックスの遺伝子の謎、刺青のメッセージの意味、 ライデッカーの行方、などなどがうやむやのまま終わってしまいました。 マックスとローガンの関係もそのままだし。 うーん、消化不良気味です。 完結編をTVスペシャルでも映画でもいいから希望。
(2002.12.22)
アトランティスのこころ
(2002.12)
11歳になった少年と、変わった老人の心の交流。 アンソニー・ホプキンス共演。
少年時代の友情、初恋、親との関係、 といった甘酸っぱい感覚がとてもいいですね。 子役が秀逸。アンソニー・ホプキンスが霞むくらい。 それにしても自分本位な母親がむかつくなあ。 まあ、そういう風に描かれているんだから仕方ないけど。
(2002.12.21)
ダーク・エンジェルII・10
(2002.12)
Episode 19「453」とEpisode 20「コード」を収録。
ついに10巻・11巻も1週間レンタル解禁されました。 マックスの「妹」が登場する「453」。 双子なのに遺伝子は違うのね。 ターミナルシティが新たな拠点となりそう。
「コード」では、ついにXシリーズを見分ける手段が開発され、 マックス達の居場所がなくなりそう。 サンドマンの謎も徐々に明らかになりつつありますが…。 しかしライデッカー、全然出てこないね。 もう次最終巻なんですけど、 あんまり問題が解決してないなあ。 マックスのウイルスもそのままだし。
(2002.12.15)
ダーク・エンジェルII・9
(2002.12)
Episode 17「ハロー、グッバイ」とEpisode 18「ハロー、グッバイII」を収録。
テーマは「人間とジェネティックとの恋」。 しかし重いテーマだな、これ。 マンティコアや交配カルトを倒したとしても、 結局「異種である」という事実は残るわけだしね。
ファーザー・サンドマンも交配カルトと関係していたことが判明。 発散して収拾つくのか?と思われた物語の主軸も、 ようやく収束の気配を見せてきました。
嫉妬深いローガンって…。
ジョシュア……かわいそうに。
しかし最初は出し抜かれてばかりで頼りない敵役に見えていたホワイトですが、 ここに来て敵役としてかなりのふてぶてしさを見せてきましたね。 最後さっくり殺されること希望。
(2002.12.07)
ダーク・エンジェルII・8
(2002.12)
Episode 15「ロスト」とEpisode 16「スクール」を収録。
「ロスト」では、暗示をかけて記憶を消す超能力ジェネティックのミアが登場。 マックスやローガンたちを手玉にとってかき回す…。
いやあ、いろんなジェネティックがいるなあ。 しかも目的がすごく個人的なのが笑えるというかなんちゅうか、 人間らしくていいですね。 そして、なりゆきでアレックと戦うマックス。 マックスは結構昔の事をいつまでも覚えている粘着質だったことが判明(笑)。
「スクール」はホワイトの息子・レイを取り戻すために、 ファミリアの巣窟である学校へと潜入。 やっぱりマンティコアとファミリアの関係がいまいちわかってないなあ。 「ホスピタル」の最後で「CDCの石頭」が接触していた大物らしき人物も誰だかわかんないし、 すっかり出番がなくなってしまったライデッカーは何をやってるんだろう。 最終的には3つ巴、4つ巴の戦いになるんだろうか。
(2002.12.01)
ダーク・エンジェルII・7
(2002.11)
Episode 13「ホスピタル」とEpisode 14「バンパイア」を収録。
子供を守ろうとして銃弾に倒れたマックス。 ハーバーライト病院に収容され、血液検査の結果から、 ウイルスに感染していることがばれてしまい…。
ホワイト見るの久しぶりな感じが。 「ファミリア」ってのと「マンティコア」の関係がいまいちわからず。 「汚らわしいジェネティックめ」とか言っているところを見ると、 マンティコアとは対極の思想にあるようにも思えるんだけど…。 「バンパイア」は自らの血液を飲ませることで、 忠実な僕を増やしているジェネティックが登場。 うーん、ジェネティックにも色々な奴がいるなあ。 このエピソードは、ジョシュアの「はじめてのおつかい」が見所(笑)。 しかしアレックって怪しい裏商売してるよなあ。
(2002.11.30)
ダーク・エンジェルII・6
(2002.11)
Episode 11「ピアノ・レッスン」とEpisode 12「12 hours」を収録。
「ピアノ・レッスン」はアレックの過去のエピソードが明らかとなる回。 いつもチャランポランに振舞っているアレックですが、 実は悲しい過去があったという。 「I」では出てくるジェネティックは皆脱走組だったので、 こういう「組織のミッションをやらされた過去」というのは、 新鮮でした。アレック、ファン倍増?
「12 hours」は、対ローガンウイルスが、12時間だけ無効になったというエピソード。 なんと都合のよい設定だろうか(笑)。 しかし案の定邪魔が入って……。 早く解放してやれよ、と思いますが。
(2002.11.24)
ラッシュアワー2
(2002.11)
ジャッキー・チェンとクリス・タッカーのコンビによる刑事アクションコメディ第2弾。 1は劇場で観たんですが。 「グリーン・ディスティニー」のチャン・ツィイーが敵役として出演。
香港→ロス→ラスベガス、とロケも増えて2になって金がかかってるなあ、 という印象。 相変わらずよくしゃべるタッカー。 もうかなりいい歳なのに頑張るジャッキー。 肩の力を抜いて観るにはちょうどいい映画ですね。
(2002.11.23)
ダーク・エンジェルII・5
(2002.11)
Episode 9「ファミリア」とEpisode 10「ブレイン」を収録。
「ファミリア」はジョシュアの意外な才能が開花するエピソード。 アレックとのコンビも漫才みたいで面白いですね。 ホワイトはこれからどういう風に関わってくるんだろうか。
「ブレイン」は、未来を予測する「IT型ジェネティック」が登場する話。 マックスのファンって感じのキャラクターが微笑ましい。 S1Wとの関係もなかなか微妙ですね。
(2002.11.17)
ダーク・エンジェルII・4
(2002.11)
Episode 7「ピースフル・マインド」とEpisode 8「マーメイド」を収録。
ついにターミネーター化したザックが登場。 しかし意外とあっさりと記憶を(断片的に)取り戻しちゃったなあ。 混乱した記憶の断片と洗脳の影響とで、 マックスへの感情が行き過ぎちゃってます。 このままもう出てこないのかなあ。 最終回にピンチに現れたりすると燃えるんだけど。
「マーメイド」では水中型ジェネティックが登場。 水中で呼吸できる機能をつけると、そりゃ色々役に立つだろうけど、 代わりに陸上で呼吸できなくなっちゃ本末転倒という気が…。 よくわからん機関だ、マンティコア。 そしてローガン発病! いい加減治してやらないと可愛そうになってきたなあ。
今回初めてレンタルDVDで観たのですが、 他の映画の広告がないのはいいんだけど、 予告編とかも一切なくってちょっとそっけないつくりだったなあ。 まあ、楽しみにしておきますか。
(2002.11.10)
陽だまりのグラウンド
(2002.11)
キアヌ・リーブス主演のヒューマンドラマ。 借金を抱えて自暴自棄になっていた青年(キアヌ)が、 子供たちの野球のコーチを引き受け、 その内に人生の目的を見出していく…というまあよくある話。
やっぱこういう題材に選ばれるスポーツってのは野球なんだよな。 いくらプロスポーツの人気が落ちているといっても、 バスケやアメフトじゃないのよね〜(小学生がアメフトやる図ってのも浮かばないけどな)。
キアヌが目覚めていくのと、子供たちが強くなるのと、 両面が描かれているんですが、どうにも描写不足で、 なぜ突然キアヌがやる気になったのか、なぜ突然チームが強くなったのか、 そこら辺がいまいち見えませんでした。 冒頭に「オリジナルと異なる編集をしてあります」ってなテロップが出てたけど、 それと関係あるのかいな?でも公開版も106分だったみたいだしなあ。 まあ短いのはいいんですけど、ちょっと説明不足かなあ。
(2002.11.04)
ダーク・エンジェルII・3
(2002.11)
Episode 5「ハロウィーン」とEpisode 6「ツイン」を収録。
「ハロウィーン」はみんな仮装しているから、 異形のジェネティック達も素で街を出歩ける、 というかなりコメディ色強い話。××オチだし。
「ツイン」は、警官が犬男に襲われる事件が頻発。 まさか犯人はジョシュア?というところですが、 でもそのタイトルでバレバレな気が(笑)。 アレックは、相変わらずあまり恩義を感じることもなく、 マックスに付きまとってます。うん、いい感じ。 ところでローガンって完全に足治ったんでしたっけ?
(2002.11.04)
ダーク・エンジェルII・2
(2002.11)
Episode 3「インディアン・レジェンド」とEpisode 4「フェイク・ラブ」を収録。
ローガンに触れることができない、というストレートな制約をかけられてしまったマックス。 果たして2人は再び触れ合うことができるのか?
せっかくのジョーカー的な役割を果たしそうなアレックが、 このままじゃただの味方になりそうで、 ちょっと残念。 実はあの砂漠戦闘用爬虫類型ミュータントが、 「サンドマン」だったりして、とか思ったけど、 それは考えすぎでした。
(2002.11.03)
ダーク・エンジェルII・1
(2002.11)
Episode 1「ファーザー・サンドマン」、Episode 2「ジャンク」を収録。
ようやく1週間レンタル解禁になりました。 けど、テレ朝の例の枠で、旧シリーズが終わったら続けてやってるみたいね。 まあ、個人的には字幕の方が好きなんでレンタルで続けることにします。
で、いきなり研究所爆破しちゃったよ。 いきなりレンフロ死んじゃったよ。 おいおい、大丈夫ってくらいの怒涛の急展開ですが。
前シリーズでベンをやってた役者さんは、今回はアレックとして登場。 敵か味方かよくわからない、ジョーカー的な役割で、 なかなかおいしい役どころですね。 それに対して、予告で出てたザックは、ターミネーター化しているし(笑)。
(2002.11.02)
アメリ
(2002.10)
空想癖のある女の子が仕掛ける「幸せな悪戯」の顛末は?
フランス映画です。何とも不思議な映画ですね。 ラブストーリーってわけでもないし、 まあ分類するとコメディになるんでしょうが、 なんか今までにないタイプですね。 面白かったです。
(2002.10.27)
オープン・ユア・アイズ
(2002.9)
トム・クルーズ主演でリメイクされた「バニラ・スカイ」の原型。 監督は「アザーズ」のアレハンドロ・アメナーバル。
ハンサムで女たらしの青年セサールは、 付きまとわれていた女と無理矢理心中に巻き込まれる。 一命は取り留めたものの、命ともいえる「顔」に大きな傷を負い、 彼の悪夢の日々が始まった…。
「バニラ・スカイ」はトム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスでしたが、 こっちのオリジナルにもペネロペ・クルスは出てたんですね。 ちなみにオリジナルはスペイン映画です。
一体何が夢で何が現実なのか?主人公と共に観ている方も怪しくなってきます。 まあ、ある意味夢オチではあるんですが、 スケールのでかい壮絶な夢オチだったなあ。
(2002.09.14)
メトロポリス (2002.9)
手塚治虫原作のアニメ。ロボットと人間が共存する近未来の地球で、 クーデターやらロボットの反乱やらが起こる。
テーマはA.I.に似てますね。ロボットに感情は生まれるのか、みたいな。 ただなあ。なんとも暗いよなあ。全体的な雰囲気もだけど、 ストーリーそのものもなんともやりきれない感じ。 登場人物にもいまいち感情移入できないし、 いまいちカタルシスが感じられない。 あと、CGはすごいと思ったけど、CGとセル画の部分が乖離してる感じ。 もうちょっとCGCGしてない使い方の方が良かったのではないでしょうか。
(2002.09.08)
ブリジット・ジョーンズの日記
(2002.9)
30過ぎの独身女の決意を描いたラブコメディ。
主人公・ブリジットのナレーション中心で進む話ですが、 細かいギャグがいちいち面白かったです。 二枚目のヒュー・グラントが当て馬で、 どうみても主役級じゃないよなって感じの彼が本命になるあたりが、 意外性があって楽しめました。 ゲイの男友達もいい味だしてました。
(2002.09.07)
修羅雪姫
(2002.9)
釈由美子主演のパラレル現代チャンバラアクション。 隣国で皇帝を守る近衛兵として代々仕えてきた建御雷(たけみかづち)家。 帝政の崩壊により国を追われ、500年鎖国を続ける現代の日本へとやってきた彼らは、 金さえもらえば赤子でも殺す非情の暗殺集団と成り下がっていた。 そんな建御雷の中で育ってきた雪(釈由美子)は、母が実は仲間に殺された事を知り、 脱走を図る。脱走者には死が建御雷の掟…。 脱走した雪は反政府テロリストの一人タカシ(伊藤英明)と出会い…。
超天然の釈由美子が、全然違う表情でアクションやってるところが新鮮と言えば新鮮。 しかし話はおそろしく消化不良気味ですな。 前知識としては「釈由美子がマトリックス並のアクションを見せる」 っていうくらいしか知らなかったんですが、 アクションシーンもそれなりで、ちょっと期待しすぎたか。
(2002.09.07)
初恋のきた道
(2002.9)
ツァン・ツィイー主演。中国のラブストーリー。
うーん、ホントに他愛もない話だなあ(笑)。 最初から最後までラブラブだし。 見所はツァン・ツィイーがかわいい、ってくらい。 まあたまにはこういうのもいいか。
(2002.09.01)
フロム・ヘル
(2002.8)
ジョニー・デップ主演。1888年のロンドンを恐怖に陥れた「切り裂きジャック」の謎に迫る。
ジョニー・デップが警察官を演じるということで「スリーピーホロウ」の科学捜査官のようなキャラを期待したわけですが、 またしてもやってくれました。アヘン中毒で幻視ができる警部。 なんじゃそりゃ(笑)。 でもって推理は結構鋭かったりするんですが、 肝心な時にはすぐ殴られたりして、全然役に立ってないし。
話の方は、うーん、ちょっと期待したほどではなかったかなあ。 全体的にもうちょっとユーモア要素が入っていた方が、 ジョニー・デップのキャラが生きると思うんですけどね。
最後のDVD予告編に入っていた「もう一つのエンディング」ってのは、 ちょっと気になる…
(2002.08.13)
オーロラの彼方へ
(2002.8)
原題「Frequency」。30年ぶりにNYの空にオーロラが出現した夜、 無線機を通じて30年前の今は亡き父とつながった。 倉庫火災で死んだ消防士の父に助かる道を教える息子。 息子と称する男からの未来の情報を疑いながらも信じて助かった父。 しかしこの「歴史の改変」は意外な波紋を広げて…。
一種のタイムパラドックスになるんでしょうか。 過去の影響がその場でリアルタイムに現在に反映されるので、 色々考えてしまうと矛盾が出てくるんでしょうが、 そこはそういうもの、と割り切ってしまうと十分楽しめます。 父子もの、SFものに加えて、 さらに「連続看護婦殺し」を追うミステリの要素まで入って、 盛りだくさん。特に過去と現在で連携しながら犯人に迫るところは、 とても面白いアイデアだと思いました。 最後もとっても後味の良いエンディングで、オススメです。
(2002.08.13)
陰陽師
(2002.7)
「陰陽師ブーム」の火付け役となった映画。SFX満載の平安アクション。
なんといっても安倍晴明を演じる野村萬斎さんにつきますね。 圧倒的な存在感。まるで一人だけ舞台の上にいるようです。 ストーリーはまあお約束というか、予想通りで、 特に意外な展開もありませんでした。 前半に比べるとちょっと後半がテンポ悪かったかな? 続編も作られるようですね。
(2002.07.28)
メメント
(2002.7)
単館ロードショーで話題だった作品。
保険の調査員をしていたレナード(ガイ・ピアース)は、 ある夜押し入られた強盗に妻を殺される。 その時の脳の損傷が元で、「前向性健忘症」にかかってしまい、 事件前の記憶は全て残っているのに、 事件後のことは10分前のことさえ覚えていられない。 手掛かりは自身に刻まれた刺青とポラロイド写真に書かれたメモのみ。 果たしてレナードは妻を殺した真犯人に迫ることができるのか?
…というような書き方をすると謎解きモノみたいですが、 そういう見方をするとちょっと肩透かしを食らうかも。 時系列を逆順に辿ることで、観客にも主人公と同じ「前の記憶がない」状態を追体験させる、 という必然というかこれしかない、という見事な編集&演出ですね。 じわじわと捻じ曲がっているのが明らかになるのはホントスリリングでした。 ちょっと最後が「え?これで終わり」みたいには思いましたが。 DVD版のおまけについているという「時系列編集バージョン」も観てみたいなあ。
(2002.07.28)
ギター弾きの恋
(2002.7)
ウッディ・アレン監督、天才ギタリスト・エメット・レイの生涯を描く。
うぬぼれが強くてわがままな変人、いわゆる典型的なアーティスト肌のエメット。 途中に挿入されるウッディ・アレン達の解説(?)はどうなんだろ? なんかストーリーに入ろうとしても、あれが入ると妙に引いてしまうんですが。 うーん、変人っぷりは面白かったけど、いまいち乗り切れなかったです。
(2002.07.21)
ハリー・ポッターと賢者の石
(2002.7)
ようやく観ました。原作は未読です。
まあ、今回は紹介編、という感じなのでしょうか。 RPGなどで培われてきた「魔法使い」感を、 余すことなく伝えているというか、 とにかく期待通りの「魔法使い」っぷりでした。 なんかもはや普通に観てしまってるけど、 これだけ自然に「魔法」が表現されてるのって、 やっぱりSFX技術が進歩しているからなんですよね。 あの3種類のボール使ってやる球技は、ゲーム性がイマイチわからんかったけど (シーカーがボールを見つけてしまえば、それまでの点数は無意味??)。 評判どおり、ハーマイオニーがかわいかったです(笑)。
(2002.07.20)
ウォーターボーイズ
(2002.7)
男がシンクロ!の青春コメディ。
何をやっても中途半端な駄目駄目男子高校生たちが、 美人の女先生(真鍋かをり)目当てに始めたシンクロに段々ハマっていく… という青春コメディの王道を行くストーリー。 キャラクター付けもはっきりしていて、 長過ぎもせずメリハリがあって、面白かったです。 ヒロインの女の子(平山綾)がなぜ主人公(妻夫木聡)に惚れたのかがかなり謎でしたが。 しかし邦画のコメディものへの竹中直人出演率はかなりなもんだと思った。
(2002.07.07)
トゥーム・レイダー
(2002.7)
元はパズル性の強いアクションゲームの映画化。 ゲームの実写映画化というと「マリオブラザーズ」や「ストリートファイター」など、 ロクなものがなかったのですが(「モータルコンバット」はそこそこヒットしたんだっけか?)、これは大ヒットしました。
主人公ララは考古学者の父の跡をついだ遺跡ハンター。 なんかすげー金持ちで城に住んでて執事とかいるんですけど、 ゲームでの設定もこうなんでしたっけ? まあ、お約束の遺跡アクションという感じですが、 とにかくアンジェリーナ・ジョリーがハマリ役で、 カッコいい。二丁拳銃を扱う姿もサマになってます。 「んなわけあるかぁ」とツッコミを入れながら見るのもまた楽し。
(2002.07.06)
テルミン
(2002.5)
不思議な音を奏でる電子楽器・テルミン。 それを発明したロシアのテルミン博士の生涯を、 インタビューなどを元に構成したドキュメンタリー風映画。
テルミン自体はテレビで見たことあったけど、 この映画がどんな映画かは全く予備知識無しで見たので、 まさかこんなドキュメンタリー風だとは思いませんでした。 でも正直言ってこれなら映画じゃなくってNHKかなんかのドキュメンタリー番組で十分な気も。 テルミンは一度演奏してみたいですね。
(2002.05.05)
シベリア超特急2
(2002.4)
マイク水野監督の「シベリア超特急」の続編。
前回は一応列車の中だったけど、今回はもはや列車の中ですらないし。 どこが「シベリア超特急」やねん。
今回も水野晴郎以外はちゃんとした演技してるんだよなあ。 それだけに水野晴郎の素人並の棒読み演技が浮きまくり。
ホテルで密室殺人事件が起こるのだが、 「xxx Express」っていうタイトルでこの犯人像はどうなんだろうなあ (ってかなり微妙な発言だな、オイ。バレバレか?)。
監督は一体何がやりたかったのかがさっぱりわからない、 という噂に違わぬ駄作ッぷりですが、妙な期待がない分、 「Red Shadow 赤影」よりは腹が立たなかったです。 既に3まで作ってるらしいし。
(2002.04.30)
ジュラシックパークIII
(2002.4)
シリーズ第3弾。今回は1作目の考古学者がメイン。
もはや3作目ともなると、視聴者も出演者も恐竜がいることをフツーに受け入れているのが面白い(笑)。 「なんでわざわざ殺されに行くねん!」っていうツッコミは、 それなしでは話が成立しないからしょうがないよね、って感じで流すとして。
90分ちょっとという短い時間にまとまってるので、 何も考えずにさらっと見る分にはいいですね。
途中に出てきた「マルコム(※2作目メインの数学者)の本は読んだか?」 「理屈っぽくてよくわかんなかった」っていうセリフの応酬は、 パート2に向けた牽制なのかな、とか深読みしてみたり。
印象に残ったセリフは、考古学者の言った「男の子には2つのタイプがある。 天文学者になるタイプと、宇宙飛行士になるタイプだ」ですかね。 これ、結構どんな職業にも適用できるんじゃないでしょうか。
(2002.04.29)
Red Shadow 赤影
(2002.4)
安藤政信主演、「仮面の忍者・赤影」のリメイク…らしいのだが……。
うーん、これはヒドい作品だなあ。 なんかゲストはやたら豪華だけど、何がやりたいのかサッパリわからない。 ギャグも寒いし。「斬新な映像」とか言われているみたいだけど、 そうか?って感じだし。 これなら「さくや妖怪伝」の方が数倍マシです。 こんなのが東映50周年記念映画なのかと思うと、 邦画大丈夫か?って気になってくる (いや、面白い邦画はいっぱいあるとおもうんだけどね)。 収穫は飛鳥役の麻生久美子だけだな。
(2002.04.06)
小説家を見つけたら (2002.3)
ショーン・コネリー出演の世代を超えた友情物語。
ブロンクス育ちのジャマールは、バスケの才能だけではなく、 文才を秘めていた。そんな彼が、一本だけ小説を書いたまま、 隠遁生活を続けるフォレスターと出会ったことから、 歳の離れた2人の友情物語が始まる…。
渋いながらも面白かったです。 差別や教師の嫌がらせと戦いながら、 成長していく主人公がとても好感が持てました。 ショーン・コネリーも渋いですね。
(2002.03.24)
マレーナ
(2002.3)
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督のイタリア映画。
第2次大戦下のイタリアを舞台にした、少年の淡い恋と、大人の現実。 イタリア映画っぽいといえばイタリア映画っぽい作品でしたね。 どうってことない話なんですけど。 お父さんのオーバーアクションぶりがイタリアっぽかったです。
(2002.03.23)
みんなのいえ
(2002.3)
三谷幸喜監督のマイホーム・コメディ。
いやあ、面白かった。キャストが絶妙ですね。 頑固な大工の棟梁に田中邦衛、 アーティスト肌のデザイナーに唐沢寿明。 そしてその両者に挟まれて右往左往する優柔不断な夫にココリコ田中。 このココリコ田中の振り回されっぷりが最高。 ゲストも多彩で楽しい作品でした。
(2002.03.17)
ギフト
(2002.3)
サム・ライミ監督のサスペンスミステリ。
幻視や予知夢の能力を持つ主人公。 夫を事故で亡くした彼女は、3人の息子を育てるために、 町の人々の「カード見」を行うことで生計を立てていた。 そんな彼女に、ある女性の失踪に関する調査が持ち込まれる…。
パッケージとかからもっとホラーっぽい感じを想像してたんですが、 思っていたよりもずっと現実的なサスペンスものでした。 まあ幻視シーンはそれなりに…ですけど。 意外と後味がいいですね。 短いながらなかなかまとまってました。
(2002.03.02)
ショコラ
(2002.2)
ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ出演の「チョコレート」をめぐる物語。
厳格な規律が支配するフランスの小さな田舎町に、 ある時チョコレート屋がオープン。 神父や保守派の人々に蔑まれながらも、 チョコレートによって徐々に人々の心を溶かしていく…。
なんてことない話ですが、ほのぼのしていいですね。 神父が「洗脳」されるシーンは爆笑でした。
(2002.02.23)
ダーク・エンジェル11“ジェネティック”
(2002.2)
Episode 20「ジェネティック」とEpisode 21「ジェネティックII」を収録。
ついに「シーズンフィナーレ」。 いやあ、前巻までで、あと1巻でホントに終わるのか? とちょっと心配ではあったんですが…。
「オチてないじゃん!」
くそー、そう来るとは。しばらくおあずけですなあ、こりゃ。
「ダーク・エンジェル」スペシャルサイト
ダンジョン&ドラゴン
(2002.2)
ご存知剣と魔法の中世物語。 ハリポタやら指輪物語人気に便乗して(笑)、鑑賞。
ドラゴンを操ることができる伝説の杖を求めて、 盗賊2人、魔法使い、ドワーフ、女エルフ剣士のパーティで旅に出ます。 って、バランス悪いパーティだな(笑)。回復系いないぞ。 エルフってのが、単に耳の先がちょっと尖ってるだけで、 ほとんど人間と見分けがつかないのが笑った。
しかしわざわざ原題の「Dungeons&Dragons」を 「ダンジョン&ドラゴン」って単数形にすることに何の意味が。 却って言いづらいと思うんだが。
(2002.02.16)
ダーク・エンジェル10“ホバドロン”
(2002.2)
Episode 18「ホバドロン」とEpisode 19「Jr.」を収録。
謎のストーカー・フィル登場。怪しい(笑)。 しかし研究所側に強力な兵器が渡ってしまいましたなあ。 ちょっと冷え気味だったローガンとマックスの仲も修復されました。
そして「Jr.」ではティンガが再登場。 息子の命を人質に取られ、投降するティンガ。 研究所側の女上司とライデッカーの間も怪しい感じになってます。 しかし、いつもいいところで助けに来るザックには、 「お前は『赤い』シリーズの宇津井健か!」と突っ込みたくなりますな(笑)。
(2002.02.11)
ダーク・エンジェル9“ベン”
(2002.2)
Episode 16「AN918」とEpisode 17「ベン」を収録。
シンディの元カノ(笑)が登場。 こちらは例によって閑話的な話でしたが、 もう一つのエピソードではX5の一人「ベン」が登場。 イってしまってます。 下手に力を持っているだけに、 狂ってしまうと厳しいものがありますなあ。 さて、あと2巻。
(2002.02.03)
溺れる魚
(2002.2)
椎名桔平、窪塚洋介、IZAM出演、「TRICK」の堤幸彦監督の、 クライムストーリー?
大手フィルムメーカーを脅迫するグラフィックデザイナー、 汚職公安、特監、さまざまな思惑が入り乱れる。 後半のハチャメチャさ加減はなかなか面白かったです。 悪ノリし過ぎかとも思いますが。 仲間由紀恵、渡辺謙、伊武雅刀、の他、野際陽子、宍戸錠、 といった豪華なゲスト陣も見所。 窪塚洋介が女装を嬉々としてやってる様子がわかって面白かったです。 水中で拳銃って撃てるのか?とかツッコミどころ満載でしたが。
(2002.02.02)
トラフィック (2002.1)
アカデミー賞受賞のスティーブン・ソダーバーグ監督作品。
麻薬を巡るいくつもの場面が交錯します。 マイケル・ダグラス演じる「麻薬撲滅王」は青いトーン、 メキシコパートは黄色いトーン、といった具合に、 場面によって色遣いを変えているところが面白かったですね。 しかしちょっと長過ぎ&場面転換し過ぎでよくわからんかった。 最後はオチてるのか??
(2002.01.28)
太陽を盗んだ男
(2002.1)
沢田研二主演・菅原文太共演の、名作。 DVD版発売に合わせて「プレミアム・ニュー・マスター版」として復活。
高校の理科の教師が、原子力発電所からプルトニウムを盗み、 原子爆弾を作ってしまう…。 「何かを壊したい。しかしその何かが具体的には思いつかない」 といった、現代のにも通じるテーマが感じられます。 とりあえず日本政府に対して要求するのが、 「ナイターの中継を途中で止めるな」 「ローリングストーンズの来日公演を認めさせろ」 っていうあたりが笑いました。 ラストもなかなか意表を突かれましたね。
(2002.01.26)
ダーク・エンジェル8“ジョイス”
(2002.1)
Episode 14「ジェイス」とEpisode 15「ヘヴン」を収録。
ついに2ndシーズン・8巻〜11巻までが1週間レンタル解禁になりました。
マックスの血の輸血により歩けるようになったローガンですが、 その喜びも束の間、免疫拒絶反応が出て再び歩けなくなるローガン。 そしてインプラントの後遺症で発作が酷くなるマックス。 そこへかつての同期X5のジョイスの襲撃が…。
この手のバトルアクションものでは、 主人公が段々とパワーアップしていくのが普通だけど、 弱くなる主人公ってのも珍しいですね(笑)。 これから敵の襲撃はますます強くなるようですが、 大丈夫なんでしょうか。
しかし「Next Episode」って予告が入ってなかった気が。
(2002.01.20)
リトル・ダンサー
(2002.1)
イギリスの片田舎・炭鉱の町で育った少年は、 ボクシングよりもバレエに惹かれていた…。
単館で人気だったという作品。 ヨーロッパの作品らしく、地味ですが、いい作品ですね。 主人公の少年のダンスは一見の価値アリです。
しかし青年期の彼の出番は5分も無かったんですが、 あの俳優さんはそれで納得しているんでしょうか?
(2002.01.19)
キャスト・アウェイ
(2002.1)
トム・ハンクス主演の孤島サバイバルもの。
これはもうトム・ハンクスの独演会って感じですね。 孤島なんで、相手が誰もいない。 必然的にセリフがほとんどない状態になってしまうわけですが、 途中でバレーボールのウィルソンが唯一の「友達」となって、 「対話」を復活させてます。
オチがちょっと弱いかなあ、という気もしました。
(2002.01.14)
ムトゥ、踊るマハラジャ
(2002.1)
大晦日から元旦にかけてNHK教育でやってたのを録っておいたもの。
噂には聞いてましたが、踊りますねー。 カットのつなぎとかあんまり考えてない大胆さがステキ。 最初、主人公が誰だかわかんなかったよ、あまりに普通のおっさんだったんで(笑)。 でも終わる頃にはすっかりヒーローに見えてくるところが不思議。
聞いた噂で想像していたのよりは、割とちゃんとストーリーもあって、 それなりに面白かったです。 2時間40分と長いですが、途中で「休憩」って入ってたのは笑った。
(2002.01.06)
さくや妖怪伝
(2002.1)
榊家は代々妖怪退治の家系。 使った者の命を吸い取る妖刀・村正を父から受け継いださくやは、 退治した河童の子供を弟として育て、 富士山麓へと妖怪退治の旅へ出た。
全体に漂うB級っぽさがたまらんですなー。 中途半端に豪華なキャストがたまらん。 話としてはとってもありがちなのでとりたてて言うことはないですが、 SFXはとっても進歩してますね。 主人公の女の子(安藤希)は表情はまあまあだけど、セリフが棒読みっぽいなあ。
「そんな必殺技があるんなら最初っから使えー!」ってのは、 特撮ヒーローものでは言ってはいけないセリフですね。 あの河童の皿は笑うところなんでしょうか。
(2002.01.05)
シベリア超特急
(2002.1)
お正月は特番ばかりで面白いテレビ番組が少ないせいか、レンタル屋も大繁盛。 というわけで、大作・人気作は軒並みレンタル中になってました。 そんなわけで、こんな時こそカルトなマイナー作品を(笑)。
水野晴郎監督・脚本・主演の怪作。 シベリア超特急の一夜に起きた失踪・殺人事件の謎を、 水野晴郎演じる山下将軍が解き明かす。
いやあ、まず水野晴郎の演技が下手過ぎ(笑)。 周りがなまじ普通の役者さんなだけに浮きまくり。 話もなんかどうでもよかったなあ、正直言って。 噂に違わぬ駄作ぶりで、満足でした。
(2002.01.03)
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