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映画日記2006
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- デスノート the Last name (2006.11)
- DEATH NOTE完結編。公開初日に観て来ました。
第1部の後半をベースに、第2部の要素を適宜散りばめながら、うまくまとめていましたね。
海砂登場から、記憶を失い監禁、そして第3のキラ登場。
第3のキラを火口ではなく、高田清美にしたのはなかなか良いアレンジだったかも
(ただし、キラ崇拝者でキャスター、という以外、月との関係はなし)。
まあ、さすがにノートのローテーション所有権交換は複雑過ぎるからカットされてましたけど。
夜神局長の護送車での突進など、原作のおいしいシーンはちゃんと再現されてますし。
海砂監禁シーンのカメラアングルのあざとさは、さすが金子修介監督といったところでしょうか。
あと、L役の松山ケンイチが良かったです。
特に甘い物食べるシーンの連続は、結構キツそうだったけど、
良くLっぽさを再現できていたと思います。
以下、ネタバレにつき:
ストーリーは、もし原作で「第1部でLが勝っていたとすれば、どうだったか?」
みたいな感じで、興味深かったです。特に、原作のルールを強引に変えたり追加したりせずに、
ちゃんと原作のルール内で解決させていたことに感心しました。
(2006.11.04)
- センチネル 〜陰謀の星条旗〜 (2006.9)
- こちらは日本語吹き替えだったので、わかりました。
マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランドの両主演による、
シークレット・サービスを舞台としたサスペンス。
141年間決して裏切り者がいなかったシークレット・サービス内に、
裏切り者がいる?
マイケル・ダグラスは、シークレット・サービスのベテランでありながら、
大統領夫人と不倫をしているピートというとんでもない役どころ。
一方同僚で親友ながら、妻を寝取られたことからピート(マイケル・ダグラス)を恨んでいるデヴィットに、キーファー・サザーランド。
不倫のせいで真実を話すわけにもいかないピートが、
裏切り者の疑惑をかけられ追われながらも、
限られた装備とシークレット・サービスとしての知識・経験をフル動員して、
真相を追求していく様子がスリリングでした。
そして「24」のお陰ですっかりこういう役が板についてしまったキーファー・サザーランドですが、
追われる側の立場からするとこれほど恐ろしい奴もいません。
しかしこれだけ捜査官のイメージが定着してしまうと、
他の役(悪役とか)は難しいかも知れませんね。
タイトルの「センチネル」ってどこかで聞いたことあるなあ、
と思っていたのですが、アルゴリズムでよく使われる番兵のことでした。
(2006.10.01)
- X-MEN ファイナル・ディシジョン (2006.9)
- 機内で英語オンリーで視聴。細かいところは理解できてない可能性もありますが、
まあ大体わかりました。アクションものはわかりやすくて良いね!
ミュータントをただの人間に「治す」治療薬「キュア」が開発される。
「キュア」を巡り、人間と対決するマグニートー率いるミュータント軍団、
それでも人間を護ろうとするX-MENチーム。ついに全面対決が始まる。
作を追うごとに扱いが酷くなってくるスコット(サイクロップス)。
ついに戦う前に殺されてしまいました。ひ、酷い…。
ついにジャガーノートも登場し、これは当然ローガン(ウルヴァリン)との直接対決なんだろうな、
と思っていると、意外にも壁抜け少女・キティ・プライドが相手をしてたりするところが楽しい。
もちろんアイスマン vs. パイロの因縁の対決なんかはしっかりあります。
しかしアダマンチウム鋼の骨格のせいで、ラスボス(マグニートー)に全く歯が立たない主人公(ローガン)ってのも珍しい。
と思っていたら、実はラスボスはマグニートーではなく、
覚醒したジーン・グレイだったのです…。
なぜジーンが悪人格(フェニックス?)に目覚めたのかの過程がよくわかりませんでしたが、
プロフェッサーXも死んでしまって、マグニートーも能力を失くして、
これは本当に最後なのかなあ…。でも最後の描写見るとまだ続き作りそうでもあるなあ…。
ところで原題は「THE LAST STAND」なのに邦題は「ファイナル・ディシジョン」なのね。
似ているようで全然違う…。
(2006.10.01)
- 時をかける少女 (2006.8)
- 筒井康隆原作の傑作SFを現代風にアレンジしてアニメ化された「2代目」時をかける少女。
全国12館にて限定公開中。
紺野真琴は勉強よりも野球の好きな元気いっぱいの女子高生。
ある日偶然身につけてしまった「タイムリープ」の能力を使って、
青春を謳歌するが、時間を変えた影響は色んなところに波紋を及ぼして…。
東京だとテアトル新宿でしかやってないんで、観に行ってきました。
お盆の中日だというのに満員!みんな暇だな!(←お前もな)
ネットで絶賛されているんで楽しみにしていたんですが、
期待を裏切らない面白さでした。ただでさえ時間跳躍物が好きだというのもありますが、
特に「初日」のイベントがよく練られていて無駄がない。
あちらを立てればこちらが立たず…という状況をうまく作り出してるところに感心しました。
タイムリープをひたすらくだらないことに消費していくのも、
現代っ子らしくて面白かったです。特に10時間耐久カラオケは、
女子高生ならではの発想だなあ、と思いました。
主役の声優の子はオーディションで選ばれたらしいですが、
うまかったですね。パンフ見るまでプロの声優だと思ってました
(プロの女優ではあるみたいですが)。
タイムリープ物といえば、楽しみなのがタイムスリップシーン。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のトリプルブーム音も大好きですが、
この作品の、いつもごろごろ回って入ってくる真琴もいいですね。
というわけで、期待通りで満足でした。
もっと多くの館でやればいいのに。もったいない。
(2006.08.15)
- M:i:III (2006.8)
- トム・クルーズ主演のスパイアクション映画第3弾。
現役を退き指導教官となったイーサン・ホーク。
最愛の妻・ジュリアとも結婚していたイーサンだったが、
元教え子が拉致された事件を機に現場に復帰することに。
今回はチーム・プレイ、という感じの描写が多かったのが面白かったですね。
今までのイーサンはひたすら個人プレイだった感じなので。
途中まで「IMFってイギリスの諜報機関じゃなかったっけ?
なんで合衆国とか言ってるんだろう?」とか完全に007のMI6と勘違いしてました。
そして省略すべきところは省略して冗長にならず、
適度な長さでまとまっていたのは良かったと思います。
時系列を入れ替えた構成も効果的でしたね。
(2006.08.13)
- パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト (2006.7)
- ジョニー・デップ主演の海賊映画第2弾。先行上映。
ハチャメチャドタバタで過ぎた2時間半でした。
ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ船長は、
さらに素っ頓狂ぶりに拍車がかかって、もう何がしたいんだか…という域に。
キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスは、今回は囚われのお姫様役なのかと思いきや、
とんでもないお転婆ぶりをいかんなく発揮。
オーランド・ブルーム演じるウィルは、実質的な主人公?って感じですね。
そして物語は投げっぱなしのまま第3作へ…。
ジャック・スパロウ船長って、いざというときはやる!というところが魅力だと思うんですが、
今回はあまりそういう見せ場がないまま三枚目で終わっちゃったかなあ、という感じ。
ちょっと2時間半は長かったかなあ、という気もしますが、
第3作に期待しましょう。
(2006.07.17)
- デスノート 《前編》 (2006.6)
- ジャンプの人気漫画(完結済)の実写映画化。前後編同時製作で話題に。
というわけで観てきました、デスノート。結構混んでました。
しかも女の子が多かった。L人気恐るべし(そうなのか?)。
ストーリー的にはまだ序盤の、Lとの直接対決が始まる辺りまで。
映画オリジナルとして、南空ナオミを随分とメインに絡めてきてます。
しかしデスノートってここまで好き放題出来たっけ??
それはともかく、このペースだと後編は海砂が絡んでくるのは間違いないとしても、
尺からしてヨツバ編はちょっと入らない感じですかね。
でもいくらなんでもLが死んで終わりじゃ納得行かないだろうし、
どうやって決着をつけるのか楽しみではあります。
多分後編はかなりオリジナルな展開になると予想。
キャスト的には、Lはかなり雰囲気合ってましたね。
やたら甘いものを食べまくるところもよくできてました。
あとワタリのおひょいさんもかなりいい感じでした。
ミサミサは前編ではまだ顔見せ、といった感じでしたが、
バカっぽさは良く出ていました
(しかし戸田恵梨香、「野ブタ。をプロデュース」→「ギャルサー」
→「デスノート」と見るたびにどんどんバカな役になってってるんですが、大丈夫か?)。
フルCGのリュークは少し心配でしたが、思っていたよりは浮いてませんでしたね。
(2006.06.25)
- ダ・ヴィンチ・コード (2006.5)
- 世界的ベストセラーの映画化。トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督作品。
基本的に原作の通り。もちろん、原作全てだと3時間でも入らないので、
ところどころ省略はされていますが、基本的な流れは原作のまま。
逆に言うと、原作を読んでいると、流れがほとんど読めてしまうので、
あまり緊迫感はなかったかなあ。そんなにアクションアクションした映画でもないので。
映画を純粋に楽しみたい、って人は原作未読の方がオススメかも。
ただ、映画だけ見て、敵側の関係が把握できるのか、ってのはちょっと疑問でしたね。
説明不足じゃないかなあ。ジャン・レノの役なんか、原作だともっと嫌らしさが出てるんですが、
ちょっとあっさりしてましたかね。
(2006.05.22)
- Vフォー・ヴェンデッタ (2006.5)
- 第三次世界大戦後の、アメリカを植民地とし、「教化」後、独裁者・サトラーが君臨する、近未来のイギリス。
夜は外出禁止令が出、至る所に監視カメラが仕掛けられた世界。
そんな世界を壊すために、「V」と名乗る仮面の男が現れる。
「11月5日を忘れるな!」。
ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング主演…。
って主役の「V」は最後まで仮面取らないし。
これ、ヒューゴ・ウィービングが主演って言われても、
実は全部スタントでしたって言われてもわからないような…。
ストーリーは、現代を強烈に皮肉ったような世界観の設定が絶妙。
ハリウッドではちょっと無理ですよね、この設定。
色んなヒーロー物のパロディっぽい場面も多いし…。
ストーリー的には、フィンチ警視役が良かったですね。
体制の側にありながら、体制に疑惑を抱く役、
という難しい役ですが、視聴者をよく引きつけてました。
マトリックスで有名になった「ビュレット・タイム」も、
まだまだ見せ方によっては十分使えるな、と思いました。
というか、銃よりもナイフの方が映えるなあ。
(2006.05.01)
- SPIRIT (2006.3)
- ジェット・リー主演のアクション映画としては最後になる、
と宣言された作品。ロニー・ユー監督。
清朝末期の中国に実在した格闘家・霍元甲の生涯を描いた作品。
父の成し遂げられなかった「天津一」の格闘家となるため、
格闘家たちの挑戦を受け続け、相手の流派を吸収し続けていく霍元甲。
しかし憎しみの連鎖が引き起こした悲劇から愛する者を失い、
田舎の村へと逃げ延びる…。そこで自然と一体となり、
「自分に克つ」という格闘の本質を理解する。
その頃上海では、中国人のプライドを潰すために、
列強によって仕組まれた外国人対中国人の格闘大会が催されていた…。
ジェット・リー様のアクションをこれでもか、と堪能できます。
ストーリー的にはちょっと納得できない点も色々とあるのですが、
そこは実話だから、と言われてしまうと何とも反論のしようがないので。
月慈役の女優さんが良かった(スン・リー、というそうです)。盲目の演技も自然でした。
あと、中村獅童はかなりおいしい役どころでした。
最後の敵役なのに、正々堂々としていて爽やか。
(2006.03.21)
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