漫画の部屋
ジャンプの部屋・2013年6・7合併号感想
年始恒例の、2012年ジャンプ感想総括を書いてみました。
今週号の感想が読みたい方はこちら。
2012年ジャンプ感想総括
取り上げた回数ベスト10
- SKET DANCE/48回
- べるぜバブ/48回
- めだかボックス/48回
- 黒子のバスケ/48回
- クロガネ/48回
- ニセコイ/48回
- NARUTO/46回
- トリコ/46回
- 家庭教師ヒットマンREBORN!/46回
- 銀魂/45回
ほぼ休載回数のみで順位で決まる、というここ数年の傾向が続いてます。
ちなみにONE PIECEは6回休載した模様。映画があると大変ですね。
平均箇条書きベスト10
- めだかボックス/3.50 (48回)
- ONE PIECE/3.33 (42回)
- HUNTER×HUNTER/3.21 (14回)
- 現存!古代生物史パッキー/2.90 (20回)
- BLEACH/2.70 (43回)
- バクマン。/2.68 (19回)
- 暗殺教室/2.62 (21回)
- ハイキュー!!/2.564 (39回)
- タカマガハラ/2.556 (18回)
- SKET DANCE/2.50 (48回)
数字はウソをつかない……。
めだかボックスとかパッキーが上位に入っているあたり、
かなり私の好みが反映されてる感があります。
2012年に終了した漫画
連載期間の長い順に紹介します。
- 家庭教師ヒットマンREBORN!
- 初期のギャグ路線からバトル路線にシフトし、腐女子人気を得て長期連載。
ジャンプ長期連載バトル漫画ならではの後付け設定の嵐で、
かなり終盤苦しかったものの、何とか打ち切られることなく完結まで辿り着けました。
お疲れ様でした。
- ぬらりひょんの孫
- こちらはアニメを2期経たにしては、終盤失速してしまった感がありますね。
結果論ですが、百物語編に入らずに、最高潮だった羽衣狐編で終わっていれば、
綺麗に終われたかも知れませんね。結局ジャンプNEXT!にて3回やって、完結しました。
お疲れ様でした。
- いぬまるだしっ
- 「メゾン・ド・ペンギン」から比べると格段の進歩でした。
毎回のギャグのクオリティも安定していましたが、
いぬまるくんの父親の存在など、ストーリー部分にも工夫がしてあって驚きました。
お疲れ様でした。
- バクマン。
- こちらも円満最終回。正直、七峰君のくだりは要るのか?と思わないではなかったですが、
長過ぎず短過ぎずでちょうど良い感じで終わったんではないでしょうか。
現在放映中のアニメ第3期もちゃんと終われそうで楽しみにしてます。
以下は、連載100回未満作品。
- magico
- イチャイチャラブラブファンタジーという、新ジャンルを開拓した漫画。
バトルに入ると途端につまらなくなるのが致命的でしたが……。
ジャンプNEXT!で後日談も描けたので良かったのではないでしょうか。
- ST&RS
- はやぶさ帰還に合わせて?企画された宇宙モノ。
正直、あさっての方向に飛び過ぎてついていけないところがありました。
- 鏡の国の針栖川
- 叶恭弘先生お得意のちょいお色気ラブコメ。
たったの連載30回だったんですね。
読者にしてみれば両想いなのがバレバレな状態で、
鏡に閉じ込められた主人公が制約の中どうやって抜け出す方法を探るか、
というところで、そんなに引っ張れるわけもなく、
まあ綺麗に終わったんじゃないでしょうか。
- 現存!古代生物史 パッキー
- マイナーな古代生物が、人間の文明に触れ合う、というギャグ漫画。
意外とテーマが哲学的で深かったです。
個人的には好きでした。
以下は、2012年に開始して、かつ終了した作品。
- 恋染紅葉
- なぜかラブコメ大プッシュの中、3番目に始まった作品。
結果として「パジャマな彼女」より2回多く連載できました。
個人的にはアイドルグループの小鳥ちゃんは余計だったかなあ。
結果として読み切り版で十分だった感も無きにしも非ず。
- パジャマな彼女。
- なぜかラブコメ大プッシュの中、2番目に始まった作品。
当初の幽霊設定が途中でなくなってしまった迷走ぶりだけが印象に残ってます。
- タカマガハラ
- ジャンプらしい能力バトル漫画ですが、絵を含めたセンスが独特でした。
最終回は、久しぶりに打ち切り漫画らしい最終回を見せてもらった、
という感じで、個人的には大満足でした。
- 戦星のバルジ
- 「逢魔ヶ時動物園」の堀越耕平先生の第2作。
読み切り版からは大分設定を練り込んだようなんですが、
「逢魔ヶ時動物園」の良さが消えてしまって、
ただの二流バトル漫画になってしまったような……。
2012年に始まった漫画
既に終わった漫画は除きます。連載開始順に紹介。
2012年総括
- 「ワンピ」「NARUTO」「トリコ」「銀魂」「HUNTER×HUNTER」
「REBORN!」「べるぜバブ」「ぬら孫」「バクマン。」「SKET DANCE」
に続いて「黒子のバスケ」「めだかボックス」もアニメ化。
さらに「NARUTO」「ワンピ」「青の祓魔師」「HUNTER×HUNTER」
「ドラゴンボール」が映画化、とメディアミックスが続いて絶好調ですね。
- 特に「黒子のバスケ」はアニメ化によって腐女子人気に火がついたようで、
第二期も製作決定。アニメ化大成功の例となりました
(その副作用で脅迫事件なども起きてますが、まあこれも人気の裏返しということで)。
- 個人的には20週以上「HUNTER×HUNTER」が読めたというのは嬉しかったです。
次はいつになることやら……。
- 2012年は謎のラブコメ大プッシュがあり、「ニセコイ」に続けて、
「パジャマな彼女。」と「恋染紅葉」をぶつける、という良くわからない戦略に出ましたが、
結局初代の「ニセコイ」のみが残りました。
「ニセコイ」も新キャラを次々投入したりとかなり迷走している感があるんですが、
それなりの人気を獲得しているようですね。
- 新連載陣では「ハイキュー!!」「斉木楠雄」「暗殺教室」の3本は、
安定してこのまま中堅どころとして定着しそうですね。
- 年末に始まった3本はこれからが正念場でしょうか。
おまけ・2013年投げっぱなし予想
勝手に予想してみました。2013年中に解決しない可能性もアリ。
【難易度】は高いほどまず当たらないだろうな、という指標です。
- BLEACH【難易度・60】
- 一護の母・真咲は滅却師。ということで、石田雨竜の父・竜弦の妹、と予想。
つまり一護と雨竜はイトコ同士ということに?
- ONE PIECE【難易度・40】
- キッドの磁力を操る悪魔の能力の名は磁気を操る「ジキジキの実」。
(マグネットの「マグマグの実」は赤犬のマグマの能力と被るので却下。
その他「デジデジの実」(電磁波)「ジシャジシャの実」(磁石)
「ピタピタの実」(磁力には引力だけでなく斥力もあるし…)なども考えたが、
2文字で一番しっくりくるのはこれかな、と)
- 新米婦警キルコさん【難易度・5】
- キルコさんが眼帯を取るとパワーアップする or 奥の手の必殺技が出せる。
- HUNGRY JOKER【難易度・100】
- 以下のエウレカが登場する:
- ジェンナーの注射器
- 天然痘ウイルスを自在に操る(ある意味最凶?)
- ダーウィンのゾウガメ
- 生物の進化を操る(メンデルのエンドウと被る?)
- アルキメデスの浴槽
- 物体の比重や浮力を操る(※ただし水中限定)(「エウレカ」の元祖ですね)
- フーコーの振子
- コリオリの力で微妙に相手の攻撃を曲げる(地味過ぎる)。
赤道上では効果が無い弱点を見抜かれて敗北。
- モースの硬度計
- 物を固くしたり軟らかくしたり自在にできる(そのまんま)
- ボルタの電池
- 相手に大事な二択を必ず外させることができる(テレンス=ダービーみたいで、これはこれで強いかも)
- ガリレオの望遠鏡
- 自分が回っているのに、まるで周囲が回っているかのような錯覚を起こさせる(それ、何か意味あるのか?)
- アインシュタインの光速度計
- E=mc2で物質の重さをエネルギーに変換する(最強すぐる)
というわけで、新年最初のジャンプです。
表紙は人気漫画集合、背表紙は黒子のバスケ。
黒子のバスケ
- TVアニメ第2期制作決定記念&連載4周年突破記念、巻頭オールカラー。
- 「完全無欠の模倣」の残りは2分、しかし残り時間は4分、
というところで黄瀬と黒子が投入されました。
- ついに黒子の加速するパスまでコピーしました。
黒子の技は存在感がないから黄瀬でもコピーできない、
という話でしたが、それはあくまで存在感を消すことで生じる技
(ミスディレクションなど)に限定された話なんでしょうね。
- 黄瀬はこのまま完全無欠の模倣を最後まで持たせるつもりのようです。
プロセッサの省電力モードのように、
細かくon/offの制御を繰り返しているのでしょうか。
ONE PIECE
- ベビー5対フランキー将軍の全身武器対決。
シーザーを回収されてしまうと、ローとルフィの同盟にヒビが入りそうなので、
何とかフランキーには頑張って欲しいところ。
- シーザーがスモーカーの心臓だと思っていたのは、モネの心臓でした。
ギリギリのところで、自滅する形でモネ死亡により、島の爆発は回避。
- ドフラミンゴ自らがパンクハザードへ出征。空飛んでるように見えますね。
かつて尾田先生のコメントか何かで、基本的に海の移動なので、
空を飛ぶ乗り物とかは出さないようにしたい、と言っていて、
「トリトリの実」も希少種という扱いで、
前回のバッファローのグルグルの実の能力で飛ぶのは特殊能力ということで仕方ないとして、、
七武海クラスが自由に空を飛べる、とかなってしまうとちょっとバランスが悪いような気がしますね。
- ドフラミンゴの能力は糸を操る「イトイトの実」だと思うのですが、
自分のテリトリーにある島々の間にあらかじめ絶対切れない糸を張り巡らせておいて、
それを伝って移動している(ドラクエでいうところのルーラ相当?)、
とかだったら、まあ許容範囲内でしょうか。
NARUTO
- ナルトの心を折ろうとするオビトですが、九尾やらヒナタやらの励ましもあってナルト復活。
- ヒナタと手を繋いで共闘。完全にヒロインはヒナタですね。
ただ、死亡フラグにしか見えませんが……。
暗殺教室
- ビッチ先生 vs. 師匠による、烏間先生暗殺勝負。
- 烏間先生も、すっかり先生として板についてきた感があったのですが、
まだまだ(殺せんせー以外には)凄い能力の持ち主なんですね。
ニセキュー!!
- ニセコイとハイキュー!!のコラボ漫画、センターカラー。
- ノヤっさんと田中さんの楽に向ける執念が良かったです。
- 一方で砂浜での特訓に目覚めた?影山。本編で特訓に取り入れられたりするんでしょうか。
トリコ
- 小松 vs. ザウスの対決開始。
- しかし実力者たちは皆、美食會来襲の不穏な空気に気付いていたようですね。
- ブランチ、乾電池を入れてるんですかね?
- 暗闇の中でスタージュン登場。
こうなると、闇料理対決、なんて種目を考えた主催者側にも問題アリ、
という感じがしますが……。
ハイキュー!!
- 最強の囮が炸裂し、旭のスパイクが決まる。
- 影でガッツポーズしているスガさんがいいアクセントになってます。
- 自分がスパイクを決めていないのに「すっごいぞくぞくした」という日向も良かったですね。
ニセコイ
- センターカラー。
- 千棘のちょっとした変化に、楽は気付くのか?編。
- 実は全て気づいていたけど言わなかった、
しかし一番大きな変化であるリボンには本当に気づいていなかった、
というオチでした。
- すっかり千棘さんデレてますね。
銀魂
- 魔剣マガナギ編、完結。
- やっている内容はマジバトルなんですが、
自分の尻の穴に剣を突っ込む主人公の絵柄が全てを台無しにしてますね。
斉木楠雄のΨ難
- 初詣でオールキャスト勢揃い。
- レギュラーキャラの再紹介みたいなエピソードでした。
- そのままほのぼのオチかと思いきや、超能力バレという爆弾が投下。
BLEACH
- 鳳凰殿の主は、斬魄刀を作り出した男・「刀神」二枚屋王悦。
- 「シクヨロでェ――ス」が脳内でオリラジ藤森の声に変換されて困る……。
- 「人型」の斬魄刀がこれまでそんなに多くなかったから気にしませんでしたが、
死神と斬魄刀の区別は、読者にもつきませんよね。
SKET DANCE
- ゆるキャラのカリスマと出逢い、感化されるボッスン。
- ボッスンは、もう少し受験生としての自覚を持った方がいいと思いますが……。
氷上布武
- 大石浩二占星の読み切り、センターカラー。
- 画力はともかく、伏線の張り方と、オチの決まり方は、さすがという感じですね。
こんなに綺麗に決めてくるとは思いませんでした。おみそれしました。
食檄のソーマ
- 入寮試験を受けることに。
- まさかこの寮母さんが試食の餌食に??と思っていたら、
若い頃の回想になったので少し安心(?)しました。
- 田所恵さんは、これからも巻き込まれ&チョイお色気要員として活躍しそうですね。
べるぜバブ
- べる坊をお試し保育に。
- なんでどこにも男鹿に絡んでくるバカが現れるんですかね。
まあ、そうしないと話が進まないからだと思いますが。
- 石矢魔から聖石矢魔以外のところに行った連中から新星が出ている、
という話ですが、それが東邦神姫を超えてるってのも考えにくいので、
単なるかませ要員にしか見えないですけどね。
新米婦警キルコさん
- 流島分署に赴任した知秋さんが、ミスコンでキルコさんと対決。
- 最後にちょっとだけデレた知秋さんでした。
HUNGRY JOKER
- 相手のエウレカは「タレスの琥珀」で、電気を作り出す能力だったようです。
電気といっても静電気ですよね。
- 音の応用で回復、ってのはちょっと苦しいかなあ。
もう少し説得力が欲しかったです。
クロガネ
- 真剣勝負の時代の剣術であるさゆりの桜一刀流と、
防具前提に進化した現代の桜一刀流との差が、勝負を分けるポイントとなるのか?
- ヒロトの「眼」を活かした無の構え+桜一刀流で、一本奪取なるか?
めだかボックス
- 鶴喰鴎のスタイルは「挑発使い」。
- 生煮のスタイルは「逆説使い」。「るきるきるき」とか言いながら斬っていたので、
「逆」に言うことで実現するようなスタイルなのかと思っていたんですが、
逆説の「逆」だったんですね。だとすると、確かに使いこなしていないですね。
- 鶴喰梟博士、あっさりと死亡。いや、ホント、この漫画に関して、
先の読めなさ加減がハンパ無いですね。一体何を信じれば良いのやら。
- そして64万人の杠さんを倒してきためだかが言彦と対決。
クロス・マネジ
- 緊張して固い部員に対して、腹踊りで緊張感をほぐそうとする櫻井。
- 豊口の長所は、無駄に動き回れる体力と、予測不能な動き。
それはパサーだった櫻井の、理想のストライカーの姿と重なるようです。
烈!!!伊達先パイ
- 真田十勇士を再召集しよう、の巻。
- サスケと霧子って姉弟だったんですね。すっかり忘れてました。
- フェイクにしては、ニセ者のキャラ設定にやたらと手が込んでますよね。
- 「この世は金と知恵」とバクマン。ネタを放り込んでくるあたりが好きなんですよね、
この漫画。
- 愛さん無双、炸裂。
年末年始の変則発売スケジュールによって、金曜日発売。
お蔭で、前回合併号からの間は11日と短かったものの、
逆に次号の発売は21日と、17日も空いてしまうんですね。
(2013.01.05)
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