漫画の部屋
ジャンプの部屋・2012年05・06合併号感想
一昨年、昨年、とジャンプ感想総括をサボっていたのですが、
ある方から「今年は是非やって欲しい」と機先を制されてしまいましたので、
今年はやってみます。
今週号の感想が読みたい方はこちら。
2011年ジャンプ感想総括
取り上げた回数ベスト10
- SKET DANCE/47回
- べるぜバブ/47回
- めだかボックス/47回
- 銀魂/47回
- 黒子のバスケ/47回
- BLEACH/46回
- ぬらりひょんの孫/46回
- トリコ/46回
- バクマン。/46回
- 家庭教師ヒットマンREBORN!/46回
ほぼ休載回数のみで順位が決まる、というつまらない結果となってしまいました。
ちなみにONE PIECEは5回休載したようです。
平均箇条書きベスト10
- HUNTER×HUNTER/5.13 (22回)
- ONE PIECE/3.86 (42回)
- LIGHTWING/3.80 (10回)
- めだかボックス/3.49 (47回)
- 現存!古代生物史パッキー/3.33 (3回)
- バクマン。/3.17 (46回)
- クロガネ/3.00 (13回)
- 超能力者 斉木楠雄のΨ難/3.00 (13回)
- トリコ/2.89 (46回)
- BLEACH/2.83 (46回)
ああ、これは何となくわかるなあ、という結果に。
「LIGHTWING」が3位に入っているのは、最終回の怒涛のイレブンプレイスタイル全リストアップ(箇条書き数:16)が平均値を押し上げているので、
ちょっと反則気味ではあるのですが。
「HUNTER×HUNTER」を年に20回以上も読める(しかも継続中)というのは、
幸せなことなんでしょうね。
連載でないにもかかわらず7位タイにランクインした「超能力者 斉木楠雄のΨ難」は大したものだと思います。本当に。
2011年に終了した漫画
- LIGHTWING
- ある意味伝説と化した漫画。最終回に向けての展開は神懸ってました。
こういう漫画がたまに現れるので、やっぱりジャンプは辞められないんですよねー。
単行本派ではなかなか出逢えない奇跡の一作でした。
- 逢魔ヶ刻動物園
- 独自の世界観が光る作品でしたが、やはりジャンプ的バトル展開に持って行かざるを得ず、
尻すぼみな感じに。ジャンプでオリジナリティを発揮することの難しさを痛感しました。
- DOIS SOL
- サッカー漫画でしたが、「LIGHTWING」との入れ替わりだったために、
どうしても評価が辛口に。普通過ぎましたね。
- 保健室の死神
- 最後はジャンプNEXT!に最終回が載りましたが、あれは番外編的な位置づけでしたので、
円満終了と言って良いんでしょうね。異能力バトル物でありながら、
独特の雰囲気と世界観を確立していましたね。
- メルヘン王子グリム
- ギャグ枠として連載されましたが、読み切りに比べると、
ちょっと連載としてはマンネリ感が出てしまったか。
メルヘンな物語を現実化する、というアイデアは良かったと思うのですが。
- 戦国ARMORS
- うーん、これは典型的な短期連載パターンだったので、
特に思い入れも無ければ、印象も無いですね。
- 奇怪噺 花咲一休
- ジャンプ金未来杯優勝作としての連載。
読み切り時から危惧されていた通り、頓智のネタ切れが問題でしたが、
やはりバトル展開に持ち込まざるを得ず、尻すぼみ感は拭えませんでした。
- enigma【エニグマ】
- こちらも最終回はジャンプNEXT!組。最初のe-Testまでは構想にあったのかも知れませんが、
それ以降はかなり継ぎはぎ感が漂う展開でした。
2011年に始まった漫画
- magico
- 魔法漫画。魔法の種類がいわゆる炎や氷といったありきたりなものだけでなく、
「しりとり魔法」のように一定の誓約の元で何でもアリな分、
幅が広がって面白いと思います。問題はバトルシーンよりも、
二人がラブラブしているだけの方が面白いということでしょうか…。
- ST&RS
- マガジンでも近未来を舞台にした宇宙漫画が始まってますが、
何かのブームなんでしょうか?それとも「はやぶさ」を受けて企画を立てると、
これくらいの時間差が生じるってことなんでしょうかね。
2012年早々に終わりそうな感じでもありますが、
火星の「謎」にどんな決着をつけてくれるのか、楽しみにしてます。
- 鏡の国の針栖川
- ラブミラーの設定が絶妙なお得意のお色気系ラブコメ。
読者からすると両想いなのはバレバレなので、
そこをいかに引っ張るかというところでもどかしい部分もありますが。
- クロガネ
- 剣道もの。「眼がいい」という能力だけでどこまで行けるか。
意外と主人公以外のキャラが立っているので、
思ったよりもちゃんとした剣道漫画になっています。
- ニセコイ
- ラブコメ。ヤクザの息子とギャングの娘でしたー、というほとんど出オチみたいな設定なので、
正直どこまで引っ張るのか辛いところはありますね。
小野寺さんの存在がキーでしょうか。
- 現存!古代生物史パッキー
- 次々とマイナーな古代生物を出してくれるだけで楽しいです。
この路線を貫いてほしいですね。
2011年総括
- 2011年に終わった「中長期漫画」は「保健室の死神」のみで、
それ以外は2010年以降に始まった漫画だけ。完全に二極分化が進んでます。
- なにしろ2009年以前に始まった漫画になると、「めだかボックス」「べるぜバブ」
「黒子のバスケ」「バクマン。」「トリコ」「ぬらりひょんの孫」「SKET DANCE」
と全てアニメ化された(される)作品ばかり。(あ、「いぬまるだしっ」を忘れてた…)
- とりあえず2011年は「LIGHTWING」の年だった、と断言しておきましょう。
- 2011年に始まった作品が、長期連載となれるのかどうか…。
見守りたいと思います。
というわけで、2週間と2日ぶりのジャンプです。
代わりに次の号までが12日と縮まりますけどね。
ONE PIECE
- やはり新年一発目の巻頭カラーはこの作品でした。
- お菓子を提供しないと国ごと滅ぼすというビッグ・マムことシャーロット・リンリン。
「ビッグ」の異名の通り、本当に巨大な人でした。巨人族?
少なくともローラの母親というわけでは無さそうですね。
(あ、でもあのローラは影が入れられていたわけだから、本体はどんな姿かわからないのか?)
- 新世界へ出る前に早くも四皇の一角に喧嘩を売る格好になった麦わらの一味。
まあ黒ひげとも因縁あるし、赤髪と知り合いってだけでもアドバンテージだと思った方がいいのかも知れませんね。
NARUTO
- 四尾の大猿の正体は、斉天大聖・孫悟空。
こんなところに有名人が出てくるんですね。
トリコ
- ライブベアラーさんも小松の毒牙にかかって転びました。
- メテオガーリック、流星のように弾けるって、調理する場所を選ぶ食材ですね。
- 小松は「ポイズンポテト」自体は食べてないはずなのに、
なぜメテオガーリックと合う、と思ったのでしょうかね。
- 次のシリーズは「アトム」の情報と、「ポイズンポテト」の完全な毒抜き方法を知るために、
闇の料理人「ジョア」に会いに行くことになりそうです。
SKET DANCE
- 新入生との勝負、後編。
- 単に猫を見つけるだけでなく、その背後の事情と子猫まで見つけたボッスン達。
勝負に負けて、戦いに勝った、というところでしょうか。
- 結局新入生達は「ポケット団」として別の部として活動していくことに。
椿、御しやすい生徒会長だな…。
ニセコイ
- 小野寺さんと楽、実は両想いであったことが、それぞれの親友から明らかに?
- 当人達は隠しているつもりでも周囲にはバレバレ、っていう展開は、
「針栖川」とも被ってますねー。
- 硬直状態から抜け出すことができるんでしょうか。
べるぜバブ
- センターカラー。
- 覚醒でもなんでもなく、「お父さんスイッチ」という名のただの気合で圧倒しました。
- いくらでもバトルで引き延ばせそうな設定ながら、あっという間に片づけてしまった展開は、
個人的には評価します。けど、この先どうするんだろう?
クロガネ
- 黒鉄の奥の手は、敢えてさゆりが一度夜鷹に放って防がれた技・
「“桜夏七式”一ノ太刀・五月雨」でした。
- 同じ技だと思って油断していると「一味違う」ってところなんでしょうね。
現存!古代生物史パッキー
- タケルの姉・ササコフィーチャー回。いやあ、やっぱこの生物オタクの姉ちゃん、
面白いわ。
- 「愚か者め!パッキーの怪しさは誰かをつけまわすとかもはやそういう次元ではないわ!」
に笑いました。怪しい、という自覚はあるんだ……。
- 高校でも「消しゴムです」で通るんだ…。
- 引き算だけを武器に高校の授業に挑むパッキー。
段階的に学んでいけば、凄い進化を遂げられるのでは?
- 「チ○コの根が襲ってくるー!!」にも笑いました。
銀魂
- コタツの魔力に囚われた人々。
- 4コマよりも前に載ってるので、前から順に読んでると「4コマからつながってたんかいっ!!」がいまいち理解できないのが残念です。
- 各キャラの本音?が垣間見えて面白かったです。新八、ツッコミ一人ってのは大変そうですよね。
バクマン。
- アンケートでは上位なのに、なぜ単行本の売り上げにこれだけ差が出るのか?
- マスコットキャラや息継ぎ回を入れることで、人気上昇を狙う作戦に。
- エイジはやはり亜城木夢叶を唯一のライバルとみなしているんですね。
BLEACH
- 結局死んだのはギリコと銀城だけ?ジャッキーは完現術を失ったようですが。
- 今回のシリーズ、結局一護が霊力を取り戻した、という以上の意味はなかったんでしょうかね?
王族、零番隊、王鍵創成、あたりの展開に繋がるのかと思っていましたが…。
めだかボックス
- 生徒会選挙を12月に実施するのは、安心院さんと理事長の孫である半袖が組めば、
そんなに難しい事ではないようです。
- 98%の支持率といっても、実は投票率自体が50%に過ぎなかったようで。
なんか後出しっぽいですが、一応人吉にも勝機はあるのかな、と。
- 裸エプロン同盟は、なぜかトランプを使っての7対7の勝負になるようです。
黒子のバスケ
- 紫原の「ものぐさ」キャラが、オフェンスに行かずにゴール下をひたすら守る、
というプレイスタイルに活かされているんですね。
- シュートはできず、リバウンドは取れず、でいまだに無得点の誠凛。
- 木吉の新技・片手で空中でボールを掴むバイスクローで、リバウンドを取って反撃開始でしょうか。
いぬまるだしっ
家庭教師ヒットマンREBORN!
- 解呪コロネロの射撃により、ユニチーム・ヴェルデチームの主力は戦闘不能に。
ただし、ボスのウォッチ破壊は確認できず。
- ところでコロネロの解呪状態ってキャンセルできるんですかね。
確か5分とか10分だったはずなので、20分の戦闘期間中キャンセルできないとなると、
この戦闘だけで終わってしまいますが。
- 一方、雲雀&風はヴァリアー一行と鉢合わせ。
magico
- ヨシュア達も指輪をゲットして、これで2強に絞られたのかな?
- 一方、シオンの兄・ファウストが引っ掻き回しに来たようです。
HUNTER×HUNTER
- 密告者の正体はツボネ。ただし無自覚の密告者で、
裏ではキキョウ、ミルキ、イルミが絡んでいました。
- 「治す」願いの場合はリスクが無い?
しかしゴンのケースは特殊ですから、どうなることやらですね。
- どちらにしろ、一回キルアが「お願い」してしまったので、
誰かに一回「お願い」してもらわないとキルアは「お願い」できないんですね。
- テラデインさんもあっさりとヒソカに殺されてしまいました。
清凛隊って何だったんだ…。
- ハンター会長選挙、パリストン・レオリオ・チードル・ミザイストムの4人で再選挙となりました。
レオリオ会長、本当にあるのか??
鏡の国の針栖川
- 真桜、家族が海外へ行くだけで、一人暮らしとなるようです。
都合がいいといえば都合がいい?
- 親友から、針栖川の本命は真桜自身であることを告げられる。
奇しくも「ニセコイ」と似たような展開に。
ぬらりひょんの孫
- アニメが終わってしまった今、この掲載順位ということは、
意外と正念場を迎えているのかもしれませんね。
- 正直、鵺には羽衣狐のような魅力は感じないからなあ。
- 妖刀使いの秋房に頼んでいた祢々切丸が完成。
鵺との最終決戦になるんでしょうか。
ST&RS
- 最後の「記憶」の子供は、宙地でした。
- 「光」の白舟が設計図を書き、「音」の御闇が言語を解読し、
「記憶」の宙地が使い方を説明する、という役割分担でしょうか。
- いよいよクライマックス、という感じですね。
「ジャンプNEXT!」はもう年末に出てしまったので、
来週を繋ぐのは無いのですが、まあ「ジャンプSQ」でも読んでいればいいか。
(2012.01.04)
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