漫画の部屋
ジャンプの部屋・赤マルジャンプ2009 WINTER感想
合併号恒例の赤マルです。
巻頭ポスター
- ブリーチSDキャラ・ポスター
- グリムジョー、かわいい。
狛村隊長にいたってはただのワンコ。
- 銀魂夢の映画化「夜叉降誕」ポスター
- うわー、マジでカッコいい。夢オチで終わらせるのはもったいない。やって欲しい。
- 新妻エイジ「CROW」ポスター
- いいですね、こういうコラボ企画。本誌ではなかなかできないだろうから、
赤マルならでは、という感じですね。
- 初恋限定。CDドラマ化記念ポスター
- 単行本の書き下ろしおまけで出てきた「安藤そあこ」なる新キャラが主役のようですが、
なんでAで被ってるんだろう…。
三上少年探偵ファイル/麻生周一
- 「ぼくのわたしの勇者学」の麻生周一先生の巻頭カラー26P。
- 少年漫画の王道・推理物に挑戦。しかしそこは麻生先生、
まともな推理物になるわけもなく。
- 「堀田君だろ!」の天丼が段々ツボにはまってきました。
- 「いちばんあり得ないところからフォローきたー!」も良かった。
- 「いやいやこれ赤マルジャンプですよ?読んでるのは漫画家志望者の人か身内か
新人を青田買いする玄人の漫画読みくらいのものですよ」
痛いところを突かれた…。
- 巻末コメント>「オレに新妻君の代わりはつとまりませんよ…」
確かに「バクマン。」のお蔭で、「赤マル巻頭」のハードルが上がってしまったかも知れませんね。
WATER DRIVE/青戸成
- 49P。
- 「ウォータードライブ」という水上レースで活躍する女性ライダー・ユーリだったが、
世界一を目前にしたレースで妨害に遭い、昏睡状態となってしまう。
その息子・シュンは、ユーリの意志を継ぎ、世界一のライダーになることを誓うのであった。
- 年上の幼馴染みのお姉さんやら、人物配置があまりにもお約束なところが。
- 架空設定のウォータードライブというアイデアは面白いですが、
パートナーとのドッキングがいまいち活かせていなかったかも。
幻想妖怪譚ハオリセンコウ/鷹嶋大輔
- 49P。
- 両親を妖怪に殺されたことで妖怪が「見える」ようになってしまった高校生・壱河ヒカル。
妖怪の羽織に共に「妖怪当番」となることを命ぜられるのであった。
- 人と妖怪がコンビを組んで悪い妖怪を退治する、というおなじみのフォーマット。
協力してパワーアップするメカニズムがいまいちわかりづらかったかなあ。
鍵人−カギジン−/田中靖規
- 「瞳のカトブレパス」の田中靖規先生の読み切り。センターカラー55P。
- 人の文明が砂に沈んだ未来。文明を滅ぼしたとされる「鍵人」の証である鍵穴を持った少女が見つかった。
過去を話したがらない少年・ツバメは彼女の正体に心当たりがあるようなのだが?
- さすがに連載経験者は違うなあ、という安定感を感じさせます。
女の子も可愛いですね。
- 巻末コメント>「舞台を空想で描くのは小学生以来15年ぶり。」
カトブレパスの舞台は現実世界という認識なんですね。
アグリ/おいかわ昇太郎
- 45P。
- 何でも栽培できる能力を持つ種族アグリ。添加物だらけの食物を撒き散らす悪徳企業・ラフレシアに立ち向かう。
- 「トリコ」の島袋先生のアシスタントらしいです。絵柄も似てますね。
- キャラの強引な立て方も島袋先生譲り?
GRAND SLAM−グランドスラム−/沖田修治
- 49P。
- 日本を代表するバッターになる男・日ノ本誠人。
しかし子供の頃デッドボールを与えてしまったことで、
ボールが怖いというトラウマを抱えてしまっていた。
- 構成力はなかなか見事。あの不自然な髪型にそんな仕掛けがあったとは。
「サイクロイド打法」ってのも実際にあるんですね。
- ちょっと敵キャラ・お嬢様キャラのキャラ立てが類型的過ぎるかなあ。
赤マルJ恒例!!袋とじ番外編!!
- ぬらりひょんの孫番外編 ぬら at the HOUSE OF KANA〜ゆらあっとざはうすおぶかな〜/椎橋寛
- ゆらのキャラがどんどん壊れていく…。しかし作者もかなり気に入ってるんですかね。
- 「さーてね ふふふ(棒読み)」が良かった。
- トリコ番外編/島袋光年
- バー「ぬもんちゅか」でのやり取り。相変わらずの不条理っぷり。
- PSYREN番外編 HOLIDAY PSYREN(2)/岩代俊明
- 雨宮とアゲハ、デート。
- 寝起きの雨宮が可愛すぎる。
- SKET DANCE番外編 ビスケット・ダンス せんせい大好きの巻/篠原健太
- 幼稚園児バージョン。ふるふる椿描きたいだけちゃうんか、と。
- まさかのヤバ沢さん夢オチ。
- ToLOVEる-とらぶる-番外編 絶校長伝説/矢吹健太朗・長谷見沙貴
- いぬまるだしっ〜番外編〜「あかまるだしっ」/大石浩二
- 袋とじの中に入れない、という状況を利用してのギャグ。見事です。
惑星オートマトン/肥田野健太郎
- 49P。
- 銀河一ともいわれる機械技術やロボット産業で発展した星・ドエルビネルバ。
しかし死の兵器・機械人形によって1000年前に滅びてしまった。
宇宙一の盗賊団ネコアラシ団が掘り起こしたタイムカプセルの中から、
一人の少年が出てきた。
- 盗賊団のキャラクターが憎めない感じで好感が持てますね。
展開はほぼバレバレだったのですが、キャラクターで見せた感じです。
- 「ぬらりひょん」の椎橋寛先生のアシスタントらしいです。
死にかけ戦士!!痩身マン/根田啓史
- ギャグ19P。
- 「死にかけてるヒーロー」というその一点突破のみで構成されたギャグ。
しかしポイントを絞った分、繰り返しの面白さとか出てて、良かったと思います。
罪を知れ!!/ワイトアール
- 49P。
- 15年前の自殺は実は殺人事件だった?サイコメトリーで夢を見る少女・実の頼みを受け、
法律オタクの伊治地真は捜査に乗り出すのだったが…。
- ミステリ物。絵柄が独特ですね。ちょっと展開に無理がありますが…。
アソビバ。/古舘春一
- 49P。
- 悪戯好きの神が作った本の中の世界。本に取り込まれた太助は、
その世界の「作者」となり、自分達が助かるように物語を描き続けなくてはならないのだった。
- アイデアが秀逸。そしてオチも一捻りしてあってよかったです。
SACRIFICE−サクリファイス−/藤木優
- 第12回(6月期)JUMPとレジャー新人漫画賞準入選受賞作、45P。
- 植物が滅び、酸素が有料な近未来。酸素を生み出すには犠牲が必要なのか?
- 青年誌でもいけそうな大人びた絵柄。新人とは思えませんね。
その分まだ表情が固い感じも受けますが。
- テーマがまた重くて深い。新人離れした印象を受けますね。
KAKiMARU−かきまる−/秋本治
- 秋本治先生の読み切り。巻末カラー31P。
- ありのままに読んだ感想を話すぜ。
「時代劇かと思ったら、ジュラシックパークだった。」
何言ってるかわからねーと思うが、俺も何を読まされているのかわからなかった。
SFとかホラーとかチャチなもんじゃねー、もっと恐ろしい物の片鱗を読まされたぜ。
- というわけで、かなり意味不明でした。巻末コメントによればずっと描きたいテーマだったらしいですが、
何が描きたかったんだろう…。
さて、この中から未来の新妻エイジや亜城木夢叶は現れるのでしょうか。
(2009.01.12)
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