漫画の部屋
ジャンプの部屋・赤マルジャンプ2009 SUMMER感想
お盆合併号の赤マルです。しかし最近赤マルが入手しづらくなってきているような…。
4件コンビニ廻って全滅でした。本屋には大量にあったけど。
D.Gray-man/星野桂
- 表紙&巻頭カラーで連載再開。
- ノアの一族が勢揃い。どうやら、7000年前ハート対千年伯爵(第1使徒)の戦いがあり、
千年伯爵が敗れ、生き残った12使徒は大洪水で滅びた世界で第二のアダムとなり、
現在の人類の祖先となった、と。つまり、現在の人間は、皆「ノア」の遺伝子を持った子孫であり、
一つの時代に12人が遺伝子の覚醒でノア化する、と。
しかも12人はメモリーを共有しているらしい。
- さらに35年前、「14番目」(アレンとメモリーを共有している)に使徒たちは殺害され(ロードだけ生き残った?)、
メモリーにダメージを受けたために、転生までにタイムラグが生じていた、ということらしいです。
- ノアの使徒のコードネームは以下の通り:
- 第1使徒…千年伯爵
- 第2使徒…裁(トライド)
- 第3使徒…快楽(ジョイド)…ティキ・ミック
- 第4使徒…欲(デザイアス)…シェリル・キャメロット
- 第5使徒…智(ワイズリー)…魔眼の使い手
- 第6使徒…触(フィードゥ)
- 第7使徒…恤(マーシーマ)
- 第8使徒…怒(ラースラ)…スキン・ボリック
- 第9使徒…夢(ロード)…ロード・キャメロット
- 第10・11使徒…絆(ボンドム)…ジャスデビ(デビッド&ジャスデロ)
- 第12使徒…色(ラストル)…ルル=ベル
- 第13使徒…能(マイトラ)
- 色のノアってルル=ベルですよね?なんで黒豹のカッコしてるんでしょう。
まあ変身出来るんで、どんな姿でもおかしくはないんですが…。
- 「サード」エクソシストに飲み込まれたAKUMAの魂は救われないようです。
死神に魂葬された魂と、滅却師に消滅させられた魂みたいなもんか?
- 終結したノアによるエクソシスト狩りが始まる。
雑魚AKUMA相手には無敵っぽいサードですが、
ノア相手には無力っぽい。あっという間に雑魚化してしまいました…。
- サード出生の謎には神田の再生能力の秘密も関わってきそうですね。
- で、結局ジャンプSQ12月号から連載再開らしい。いやいや、それだったら、
最初から赤マルなんか挟まずにジャンプSQ行けば良かったじゃないの?
赤マルを売るための戦略なんでしょうが、どうにもすっきりしないものが。
ARMORED/芝田優作
- 第20回JUMPトレジャー新人漫画賞準入選受賞作。45P。
- 今本誌でやってる第5回金未来杯でも第1弾に登場した先生。
期待の超新星、というところでしょうか。
- 半自動式外骨格型甲冑「機甲具足」を巡る時代劇。
金未来杯の読み切りも平賀源内の残したカラクリがモチーフでしたし、
時代劇+カラクリ、というプロットが好きなんでしょうね。
- ただのなまくら刀だと思われていたのが、実は鍵刀だった、というのはなかなか面白かったです。
- 主人公を助ける黒虎スゴロクの性格がちょっと極端すぎて掴みきれ無かったかなあ…。
怪盗×ROYAL/三浦征隆
- 予告状を出した物は必ず盗んでいく怪盗ハウゼ。
彼が予告した「観葉植物」の正体とは、滅びた王国サタナキアの宝樹・ベヘモスの樹だった。49P。
- 新人の読み切りでよくあるパターンなのですが、色々な設定を詰め込み過ぎ。
失われた王国、星の奴隷、ベヘモスの樹、古代の悪魔ラムウ、
とお腹いっぱいです。もう少し整理して、シンプルにした方がわかりやすくなると思うんですが。
なまくらShraPnel記憶巡り/三浦悟
- 事故以来1日しか記憶を保てなくなった少女・あお衣は、「のすり」と名乗る不思議なバイク乗りに出逢う。
二人は親友になれるのか?45P。
- 上のあらすじだとわかりませんが、妖怪物です。記憶障害も実は取り憑いた妖怪の仕業だった、という。
- ストーリー、あお衣の焦りや孤独感などは良く描かれていると思いますが、
肝心ののすりが何者でどんな性格なのかがよくわからないままだったのがちょっと残念。
戦国主義 信長×コント/濱田浩輔
- 「どでしかでん」の濱田浩輔先生の読み切り。センターカラー、49P。タイトルは「戦国イズム」と読みます。
- 織田信長の子孫・織田坤人(コント)と幼馴染みにして許婚の姫鶴あひる。
織田信長の生首を封印した壺の封印が解けてしまい、
子孫のコントの肉体を乗っ取ろうとする。
- ドタバタバトルコメディ。本人がとってもノリノリで描いている、というのは伝わって来ます。
それが成功しているかどうかはさておき。さすがに大石先生の元アシだけあって、
ギャグ系も生来好きなんでしょうかね?
- テンプレながらも幼馴染み・あひるはなかなかかわいく描けていたと思います。
自分の武器をよく見極めた上でまた本誌再チャレンジして欲しいですね。
アイNOムチ/羽田豊隆
- 小さい頃より馬に恋をし、馬と会話する能力でジョッキーになったテンマ。
しかし馬を愛し過ぎるがゆえに、ムチを入れられないという弱点があった…。31P。
- ストーリーがちょっとテンプレ過ぎかなあ。先が読めすぎ。
あと、ページ数が少ないこともあって、最後のエピローグ感が物足りないかなあ…。
皿洗いの女王/佐世保太郎
- 小学校の家庭科の終わり。皿洗いの女王を名乗る荒井サラが君臨する。ギャグ15P。
- 技の名前がジ・アルフィーだったところは面白かったですが、そこだけだったかな。
タカマガハラ/川井十三
- 45P。
- DNAの中に眠っている特殊な能力「少年期少女期特有特殊能力(ジュブナイル)」に目覚めた者たちを集めた学園「高天原」。
新入生・山田麒麟児は、その頂点を目指して戦い始める。
- いやあ、中二病的設定とネーミングがたまらん。タカマガハラにジュブナイルに、
主人公の決め技が天叢雲ですからね。
ジェロとスナゴ姫/矢萩隼人
- スナゴ王女が持つ魔石クレオパトラを狙ってバート盗賊団がやってきた。
護衛隊長ジェロは、姫を守る…いや捕まえるために奔走する。47P。
- ちんちくりんでイタズラの王女が、実は魔石クレオパトラの呪いだった、
というくだりは良かったと思います。あと、バート盗賊団が意外にいい人だったりとか。
にこいち/八木深弥
- ケンカは強いが女の口説き方を知らないダルマと、知識はあるが実行する勇気の無いゴマメ。
二人が組めば無敵?「2つで1つ(にこいち)」。47P。
- ダルマの性格設定があまりに極端過ぎてちょっとついていけない感が。
しかしそれにも増して出てくるライバルキャラが、「試合中に合法的に相手を殴り殺すにはどうしたら良いか」
をゴマメに聞いてくるという狂ったキャラなので、おいてけぼり感MAX。
宇宙人ミラ/加藤マサヒロ
- 地球防衛軍の一員となった田中太一は、宇宙人ミラと出会う。ショートギャグ読み切り、13P。
- ツッコミがなかなか的確でギャグとしてかなり楽しめました。
Gut/ムロコウイチ
- 桜井ミヨリの幼馴染みの2人・火野ゲンと兼村ナオは、顔を合わせればケンカばかり。
バトミントンのダブルスを組もうにも息の合わなさは致命的。果たして二人の仲違いの理由とは?47P。
- 幼馴染みヒロインを巡る男2人、という主人公3人のキャラ設定はまあテンプレながらも良かったのですが、
ライバルとなる外国人キャラがなあ。鼻持ちなら無さ過ぎて、どうにも。
もう少し、真摯にダブルスの息の合ったところを感じさせるキャラにしても良かったのでは。
代打中島/中村充志
- 金のためなら何でも引き受ける高校生・通称代打中島。
彼の元にちょっとイってるクラスメート・時任真奈が依頼してきたのは、
各星の代表達を接待するという、史上最低最悪の代役だった。45P。
- ヤンデレ風宇宙人の時任真奈のキャラがいいですね。
すました顔してサラッと惨い事を言うところとか。
今回、赤マル恒例とも言える「袋とじ番外編」が無かったんですが、
これはやはり本誌の「わじまさとし七番勝負」でネタを使ってしまったからなんでしょうか。
(2009.08.19)
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