漫画の部屋
ジャンプの部屋・2008年37・38合併号感想
バクマン。
- 「デスノート」の大場つぐみ&小畑健コンビによる新連載。表紙(一部)&巻頭カラー。
- 漫画家の叔父を持ち、漫画家に憧れていた最高(もりたか)だったが、
叔父の死により漫画家の夢を諦め、平凡に普通に生きていくつまらない日々を送っていた。
そんな時、学年一の秀才・高木に絵の才能を見抜かれ、一緒に漫画家になろうと持ちかけられる…。
- 原作&作画コンビによって、原作&作画コンビのまんが道が描かれる、
というメタ構造が面白いですね。「デスノートって訳じゃないだろ」とか
「デスノートの原作の人だってどこかで書いてたぜ 何か仕事しないと5年後には飢えて死にますって」
「へー 意外だな あー でもあれ わりと 短かったもんな」
とか、結構自虐的とも取れるネタが満載です。
- 「絵が下手な、だけどアニメ化されたこともある『超ヒーロー伝説』を描いていた川口たろう」って、
やっぱりモデルはガモウ…なんでしょうか?
- 前半の鬱っぽい展開から、後半の結婚の約束までしてしまう怒涛の展開は意表を突かれて面白かったです。
モチベーション付けはできたので、後はここからどうやって展開していくのか、楽しみ。
NARUTO
- フォーマンセルには回復役が一人いるのが基本ですが、
香燐は自らに噛み付かせることでチャクラを吸わせて回復させる役なんですね。
しかし毎回エクスタシー感じてるのか…。
- 仙人になる修行は、自らの内に膨大なチャクラを内包した者でないとできない修行。
ナルトは九尾を封印されているからわかりますが、自来也は何でそんなに巨大なチャクラを持っていたんでしょうか。
生まれつき?
- 七刀流のキラービーが、とっておきの「八本目」を使うようです。
ONE PIECE
- アプーの海鳴り攻撃も、黄猿は全くの無傷。自然系ってずるいですよね。
エネルはまだ「ゴム」という天敵が存在したし、
青キジの「ヒエヒエの実」だったら炎や熱系の能力なら対抗できそうですが、
光じゃなあ。それこそ反対の「ヤミヤミの実」くらいしか無さそうですが、
七武海と海軍将校が戦うってのもないだろうし。
そういう意味では、億越えルーキーの中に自然系がいなかったのは、
パワーバランスから言っても良かったかと。
- 瀕死のピンチだった億越えルーキー4人でしたが、間一髪戦桃丸からの呼び出しにより、
一命はとりとめたようです。ホーキンスの占いは一応当たった、ということでしょうか。
あ、でも黄猿がいなくなってもまだ量産型くまが残っているのか。
- 黄猿の目的はあくまで天竜人に手を出した(とされている)ルフィ、キッド、ローの捕縛。
キッドとローは共闘していたかと思いましたが、もうバラけたのでしょうか。
- ルフィ一味 vs. 量産型くま戦は、最上級必殺技を惜しげもなくつぎ込む感が、
燃えますねー。サンジの、ゾロを気遣う様子と、なんだかんだ言ってゾロを信頼して、
そちらへ蹴り飛ばすところも燃えました。
- しかしようやく倒したとはいえ、量産型くまも所詮は海軍からすると駒の1つに過ぎないわけで、
黄猿本体が来たら無事では済まなさそうですね。
果たしてルフィ、キッド、ローの誰のところに向かうのか…。
BLEACH
- 弓親 vs シャルロッテ・クールホーン戦、決着?
- クールホーンの必殺技「白薔薇の刑(ロサ・ブランカ)」は、
誰の目にも触れられることなく相手を倒す技。
そこで弓親は、真の力「瑠璃色孔雀」を解放することに。
- 十一番隊の奴らってしかし何でこんなに秘密主義なんだか。
- 弓親の「瑠璃色孔雀」は、卍解ってわけではないんですよね、恐らく。
檜佐木と戦った時にも使っていたみたいだし(「霊圧を吸い取るなんて反則だ」)、
始解の第二形態ってところでしょうか。
銀魂
- 月詠たちの加勢を受け、銀さん復活。
- 途中、下書き状態のページがありましたね。お盆進行で辛かったのかなあ…。
- 最後の最後は、やはり洞爺湖で締め。
トリコ
- 5連釘パンチは、力を溜めるのに時間がかかるため、単独では使いにくい技のようです。
- ピット器官の位置を細胞の活性度を赤外線に見ることによって把握、
毒膜によって消化液で溶かされるのを防御、
さらにリアルタイムで毒の抗体を生成、
とトリコとは全く違う特技を使って、ピンチを切り抜けていくココ。
このキャラの立てっぷりは尋常じゃないですね。
残り二人の四天王が登場するのが、今から楽しみです。
- 「殺した相手はすべて食う」というトリコのポリシーを知っていて、
敢えて食べられるように致死性の毒を使わずに戦っていたココ。
底が知れません…。
- 一方、拉致された小松の前には、もう一匹のデビル大蛇が。
次号予告の「小松、終焉の時…!!」が、「小松、終焉の時…!?」っていう疑問形じゃなくって、
断定形なのが気になりますが…。
べるぜバブ
- 第4回金未来杯エントリーNo.1。田村隆平先生の読み切り。センターカラー49P。
- 「チンピラ予備校」と呼ばれる県下最凶の不良校。中でも一目置かれる男鹿辰巳に、
ひょんなことから赤ん坊がなついてしまった。赤ん坊は魔王の子で、
人間界を滅ぼすために来たというのだが…。
- ヤンキーものでありながら、ファンタジー要素を盛り込み、
さらに男鹿と赤ん坊の男の友情(?)も隠し味として取り込んであるという、
なかなか巧みな構成。読み切りとしての完成度も高いですが、
連載になってもいけそうな引きになってますしね。
アイシールド21
- タッチダウン後のTFPは、栗田のパワーを活かして常に2点狙い。
これで泥門は8点ずつ得点することが可能に。
しかし残り9分で5回タッチダウン、というのはいくらなんでも辛いんじゃなかろうか。
- 仕込み発動のタイミングが、こんなに遅くなってから、というのには、
何か意味があるのか?ヒル魔のことだから何かあるんでしょうけどね。
セナ vs. 大和の勝負に関係するのかな?
- TFPの栗田突進さえも、帝黒の裏をかくための伏線だった。
しかしこんな奇策もそんなに何度もは通じないですよね。
と言いつつ、神龍寺戦では何個も奇策を隠し持っていたわけですが…。
- 次号は連載6周年突破記念巻頭カラー。
家庭教師ヒットマンREBORN!
- あの雲雀恭弥が他人に戦いを任せるなんて!と思いましたが、
任せた相手は10年前雲雀恭弥でした。なるほど、それなら納得。
- しかしいくら雲のボンゴレリングを持っているとはいえ、体技で劣り、
匣兵器も持っていない雲雀で、幻騎士に勝てるんでしょうか。
まあ、10年後雲雀が大分ダメージは与えてくれたみたいですが。
D.Gray-man
- クロス・マリアン暗殺の真相は結局闇の中…。
生きていて自力で消えたのか、それとも誰かが連れ去ったのかすら不明ですね。
しかし千年公と対等にやりあってたマリアンが、そこらのアクマやノアにやられるとも思えないので、
やはり犯人は教団内部っぽい感じが。
- 10日後、イノセンスも回復したアレンたちによる通常任務・イノセンスの回収。
「箱舟」のお陰で、随分と任務に行くのも楽になったみたいですね。
PSYREN
- カブトのおじきの家のシェルターで、貴重な情報をゲット。
- 運命の日は2009年10月29日。意外と近いですね。
この日、1m程度の小さな隕石が北海道に落下したものの、隕石片は発見されず。
また、2010年以降の新聞は見つからず。
- そしてビラに残された「世界再生計画」「W.I.S.E」と「転生の日(リバース・デイ)」。
どうやらこの時に落下した「何か」を持ち去った集団がこの「W.I.S.E」のメンバーで、
サイレン世界を形成する礎になっていたりするんでしょうか。
- そういえば、サイレンドリフトの地点は、最初は九州から始まって、
段々と東へ移動しているという話でしたね。
最終目的地は「始まりの地」である北海道だったりするのでしょうか。
- そしてアゲハのPSIはどうやらプログラム完了した模様。
SKET DANCE
- スケット団に、なぜかクイズ研究部の部長にして、ド変態のドN・大門明智が挑戦状を叩きつける。
- というわけで、全編クイズ。ホントに自由ですね、この漫画。
「○○研究会」ってことにすれば、大抵のジャンルは登場させられるしな。
- 内容は、引っ掛けクイズに対して、ヒメコがボケ、スイッチがひっかかった回答、
そしてボッスンがひっかけの裏を読んだ回答、という役割分担が出来ていて、
なかなか面白かったです。クイズの内容も、ちゃんと考えればわかる、
至極まっとうなものでしたしね。
- 「シゲル君を『ライオンのエサ』のラベルの袋に入れる」は良かった。
- 「どれとどれとどれが!!?見えないよ!!全部『ぼくがかんがえたモンスター』だよ!!!」も良かったなああ。
ぬらりひょんの孫
- 狒々組が襲われたことを知り、本家では警備体制を強化。
リクオの護衛には、青田坊・雪女に加えて、首無し・河童・毛倡妓・黒田坊。
そうか、黒田坊は一応坊主だから、一人称は「拙僧」なんだ。
- 一方、護衛を拒んだ総大将は、陰陽師のゆらと接触。
その場を風を操る妖怪・ムチに襲われる。
ゆらが狙う総大将自身がゆらと手を組む、というシチュエーションは面白いですね。
しかしただの爺さんだと思っているはずなので、そんなに派手なこともできなさそうですが、
どうやって切り抜けるのか。牛頭・馬頭が駆けつけるのかな?
でもゆらと馬頭って面識あるし、面倒なことになりそうですね。
ダブルアーツ
- ダブルアーツ用に、エルーの衣装をもっと露出の高いものにチェンジ。
- 緊迫感があるんだかないんだか。まあ、この緩い空気が独特なんですが。
- ガゼルメンバー11人集結…といっても、5人は既に故人のようです。
バリハケン
- 熊にそっくりな犬種・アカカブト種、ってのは面白かった。
魔人探偵脳噛ネウロ
- ネウロのドS炸裂。「新しい血族」以降、割と守勢にまわることが多かったので、
久々にすっきりとしましたね。
- 「回想する権利」さえも没収して、ジェニュイン調教完了。
残るは葛西とシックスだけですが…。その前に洗脳済Xあたりが出てくるのかな?
どがしかでん
- なんかパスもまともに取れなかった主人公が、いつの間にか天才みたいな扱いになってるんですが…。
- 話の展開上仕方ないとはいえ、先輩チームがちょっと気の毒ですね。
ピューと吹く!ジャガー
- ピヨ彦、サヤカちゃんと夏祭り編、後編。
- ピヨ彦追悼式が気になるあまり、首を180度捻じ曲げ、自滅してしまったピヨ彦。
哀れ…。
- ジャガーさんたちは、嫌がらせではなく、本気でピヨ彦が死んだと思っていた、
ってことみたいですね。うーん、確かにこれでは怒るに怒れない…。
次号より大石浩二先生の「いぬまるだしっ」がスタート。
(2008.08.12)
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