漫画の部屋
ジャンプの部屋・2007年6・7合併号感想
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
というわけで、年始号恒例の2006年ジャンプ感想総括を送りたいと思います。
今週号の感想が読みたい方はこちら。
2006年ジャンプ感想総括
ではまずはとりあげた回数のベスト10から。
取り上げた回数ベスト10
- BLEACH/48回
- アイシールド21/48回
- 太臓もて王サーガ/48回
- 魔人探偵脳噛ネウロ/48回
- 家庭教師ヒットマン/48回
- ムヒョとロージーの魔法律相談事務所/48回
- 銀魂/47回
- NARUTO/47回
- (真説)ボボボーボ・ボーボボ/46回
- ONE PIECE/44回
なんか、最近(一部の漫画を除いて)ほとんど全感想に近くなっているので、
ほとんど休載回数で決まってしまってますね。
そういう意味では、あまり意味のある指標にならなくなってしまってます。
一応ワーストの方も。
- こち亀/3回
- 大泥棒ポルタ/3回
- HUNTER×HUNTER/4回
- HAND'S/9回
- P2!/10回
こち亀はまあいつものポジションですが、今年は3回も取り上げたんですね。
大泥棒ポルタは、後半ほとんど取り上げなくなってたんで、こんなもんでしょう。
HUNTER×HUNTERは4回も載っていたのか…。なんか遠い昔のことのようだ…。
HAND'S、P2!は新連載組なのでランクインは仕方ないとはいえ、
HAND'Sは全部取り上げても10回ってのが悲しすぎる…(注:2007年1号にて最終回)。
平均箇条書き数ベスト10
- ONE PIECE/4.70 (44回)
- HUNTER×HUNTER/4.25 (4回)
- 銀魂/3.81 (47回)
- DEATH NOTE/3.80 (20回)
- BLEACH/3.79 (48回)
- アイシールド21/3.71 (48回)
- 太臓もて王サーガ/3.54 (48回)
- P2!/3.50 (10回)
- 魔人探偵脳噛ネウロ/3.17 (48回)
- 家庭教師ヒットマンREBORN!/3.04 (48回)
こちらの方が私の好きな漫画の傾向が如実に現れてますね。
上位はほぼ予想通りの面子。
世間の人気からするとNARUTOが入っていないくらい?
太臓とP2!あたりは世間の人気(掲載順)と私の評価が比例しない漫画でしょうか。
2006年に終了した漫画
2006年に終了した漫画について短評を。
- 大泥棒ポルタ
- 一言で言うと未熟。読み切りの時はまあまあかな、と思っていたんですが、
連載になって化けの皮が剥がれたというか。
まあ、まだ若いですから、これからの成長に期待。
- Mr.FULLSWING
- 長期連載終了第1弾。お疲れ様でした。
「甲子園に連れて行く」という約束は、埼玉選抜チームで行く、ということで一応果たしましたが、
でもやっぱり選抜チーム編は個人的には納得の行かない展開でした。
- DEATH NOTE
- 長期連載終了第2弾。第2部はやはり第1部に比べてしまうとパワーダウンした感は否めませんでしたが、
最後はまあ納得のいく着地点でした。
連載終了後にアニメ化、映画化、ノベライズされたあたりに、
この作品の持つパワーが現れているのではないでしょうか。
- タカヤ
- まさかの新展開「夜明けの炎刃王」。
こんな無茶なテコ入れ初めて見た、という意味で、
ジャンプ史上に残る作品となりました。
思えば、未来杯で一位になったのもひとえに「あててんのよ」の一点だけだったような気もするので、
そこを踏まえずにラブコメでなくて格闘バカ展開を選んでしまったことが、
この作品の最大の悲劇だったのかもしれません。
- べしゃり暮らし
- 長期連載終了第3弾。休載を挟みながらも一応の終了。
しかし結末は赤マル行き。さらに青年誌での続編も示唆されてます。
和月伸宏、荒木飛呂彦らに続き、ジャンプ卒業ということでしょうか。
まあメイン読者層考えると仕方ないですね。お疲れ様でした。
- ツギハギ漂流作家
- 色んな意味で予測の付かない漫画でした。
「フジワラのアンブレラー!」はジャンプ史上最も力の入らない掛け声の必殺技として、
長く読者の心に残ることでしょう。次期JUSには是非(←ないって)。
- みえるひと
- 終盤にかけて面白くなってきただけに、
惜しまれる連載終了でした。
ちょっとターボかかるまでが長かったかなあ。
コモン編あたりで、パラノイドサーカス編くらいの盛り上がりがあれば、
もうちょっと続いたかもしれないのなあ…。
- 謎の村雨くん
- こちらは序盤に比べて失速して終わった印象。
うーん、読み切りは面白いんですけどね、この先生。
- 斬
- 色んな意味で伝説となりそうな漫画でした。
ネーム、画力ともにポルタ同様「未熟」としかいいようがない作品でしたが、
こちらはその未熟さが逆に「味」にまで昇華されていたような印象があります。
連載中にもかなり成長していた節がありますので、
次の作品が楽しみではあります。
- OVERTIME
- 「斬」と比べると、こちらは印象薄い作品になりそうだなあ…。
反吐の出る悪役の描き方は見事という他はないですが、
その分のストレスを消化できるカタルシスを描けるようになることが、
まず第一でしょうか。
- HAND'S
- こちらは最近珍しい10週きっかりの終了。
しかも半分くらいハンドボールやってないし。
うーん、個人的には読み切りの設定の方が面白かったなあ。
ただ、10週打ち切りを食らうほどの酷さとは思いませんでしたけど。
連載時期が悪かったとしか言いようがありませんね。
2006年に始まった漫画
- メゾン・ド・ペンギン
- ツギハギとこれが始まった時に、こっちが残るとは正直思っていなかったのですが、
結構しぶとく粘ってますね。絵は上達してませんけど、
4コマ以外に挑戦したり、サイレントに挑戦したり、
というその挑戦意欲は買います。
- ToLOVEる
- 「いちご」なき後のエロラブコメ成分を十二分に補って余りあるというか。
単行本では乳首描き足しもされているようですし、
矢吹健太朗の画力を活かす、という意味では、これほど正しい使い道もないのではないでしょうか。
- エム×ゼロ
- こちらはむしろラブコメ成分を色濃く受け継いだ作品。
最初の設定だけでは、どこまで続くのか不安でしたが、
魔法を無効化できる「M0カード」と、
他の者には見えないルーシーの加入により、
大分話の展開に幅が出てきたように思います。
魔法部の存在も明らかになり、これからが楽しみな作品の一つですね。
- P2!
- 一気に3本打ち切られてしまったことで、掲載順実質最下位爆走中ですが、
頑張って欲しいですね。アキラはかなりいいキャラなので(結局それかい)。
- ラルΩグラド
- ゲームとのコラボ漫画という珍しい試み。
しかしゲームとの関連性などはどうでもよくなるほど、
乳揉み漫画としてジャンプ史上に名を留める事になるでしょう。
短期で終わっても「最初から短期連載の予定だったに違いない」
と言ってもらえる、ある意味優遇された立場ですね。
- 神力契約者M&Y
- 暁月あきら先生の本誌新連載。コスプレに重点を置いたオタク趣味全開の作品が持ち味の先生ですが、
連載になるとちょっと空回りというか、
今のところあまり生き残れるオーラを感じません。
もう一化けしないとブレイクは難しいかも知れませんね。
- 重機人間ユンボル
- 武井宏之先生の新連載。武井ワールド全開、といった感じの、
独特の世界観が、どこまでアンケート読者層に受け入れられるかが鍵でしょうか。
個人的には好きなんですけどね。
表紙は宝と連載作品勢揃い。
NARUTO
- 巻頭カラー。見開き扉はヤマト率いるナルト班4人勢揃い。
サイ、顔色悪すぎるよ。死人の顔だよ、これ。
- 角都の血を使って飛段をハメるところまではよくできた作戦だと思いますが、
その先どうやってタイマンで飛段を倒すつもりだったんでしょうか。
どうも詰めが甘いような…。
- ピンチとなったところで、ヤマト班到着。
アイシールド21
- エベレストパス。フィールド外でキャッチして、長い足を活かしてフィールド内にタッチ、
ってこれ止める術があるんでしょうか?
- キックに関してだけは泥門が有利。
最初から泥門有利、というポイントが開示されたのは珍しいかも。
- 泥門側が止める術を思いついていないというのに、
進はさらに何か思いついた模様。
ONE PIECE
- 表紙連載>なんかいきなり宇宙海賊とか出ているし。
- 麦わら海賊団各メンバーの故郷巡り。
- レストラン「パラティエ」:
似顔絵(?)だろうと、あのクルクル眉毛ならサンジ本人だってわかりますよね。
しかし「賞金首でお馴染みの!」って、
そんな宣伝の仕方してて、レストラン営業停止にならないのか?
- フーシャ村:
「楽しそうこんなにカワイイペットまで連れて…」
マキノさん、やっぱりちょっと普通と感覚ずれてますね…。
「ダダン」という名前は初登場だと思いますが、誰でしょうね。
ドラゴンの兄弟にあたる人か、あるいは妻(ルフィの母親)とか?
- シロップ村:
カヤさん、いい女になってるなあ…。
- シモツキ村:
「海賊教えてくれよー!」ってのが面白かった。
- ココヤシ村:
ナミの手配書を引き伸ばしているゲンさんが良かったです。
「けしからん!」の使い方がエロガード・エロリップと同レベル。
- サクラ王国:
元ドラムは「サクラ王国」になったんですね。
チョッパーの後のくれはの乗り物はラパーンが務めているのか。
でも「今日は」って言ってるから、他にもあるんでしょうね。
- ドラゴン再登場。「一味の総合賞金額6億6千700万と…50ベリー」
と、ちゃんと50ベリーを足しているあたりに感動しました。
- エース対黒ひげの戦い、このまま放置かと思いきや、ちゃんと拾ってきましたね。
- 「人の倍の人生を歩んでいるお前がこの状況を理解できないわけがねェ」
なんかサラリと重要なことを言っているような。
一瞬、能力に関係するのかとも思いましたが(一日を二回経験する能力とか)、
どうやら違う模様ですね。これはまた気になる伏線です。
- しかし「闇」の力とは。最強かどうかはともかく、自然系同士の戦いって、
決着がつきそうな気がしないんですが。「雷」に対する「ゴム」みたいに天敵があるならともかく。
そういう意味じゃ、エースの「炎」は「水」に弱そうですから、
そこを突かれるとマズいかもしれませんね。
家庭教師ヒットマンREBORN!
- 獄寺は勝ち、ランボを救出。
ヒバリは痛み分け、といったところでしょうか。
守護者のリング争奪戦は、とりあえずこの二人の活躍にかかっているんでしょうか。
- 一方、ツナはXANXUSの圧倒的攻撃力の前に苦戦。
必殺技を解放するしかないのか?
しかしこの手のバトルでは、先に手の内を明かした方が不利になるのがお約束なんですが、
さらに奥の手は用意してあるんでしょうか。
D.Gray-man
- ジャスデビは、合体してジャスデビになりました。
なぜわざわざ二人に別れていたのか、そっちの意味がわからん。
- どうやらクロウリーが戦うことになるようです。
神力契約者M&Y
- センターカラー。サブタイトルを「萌える学園」と読んでしまった……。
- ユウナのコスプレは未来警察風。しかも途中で一回コスチュームチェンジあり。
- 菊花が宿主でした。災獣が覚醒しちゃうと、宿主から出てしまうのか。
これだとお約束の「攻撃したいけど味方なのでできない」という展開には持っていけませんね。
BLEACH
- 雨竜の新兵器・「魂を引き裂くもの(ゼーレシュナイダー)」。
いちいち大仰ですよね、ネーミングが。
- 剣かと思ったゼーレシュナイダーですが、
実は矢として放つ道具でした。どんな状況を想定して開発された武器なんだろう…。
そんなに霊子振動させてくる敵が、昔は多かったんでしょうか。
- しかし雨竜があっさりと十刃落ちを倒せるというのはなあ…。
まあ雨竜の場合は、一応隊長格を一人を倒してますから、あれですけど、
この流れだとチャドも十刃落ちを倒せそうですよね。
かなりインフレしているなあ…。
ラルΩグラド
- 乳揉みがストーリーの最前線に押し出されているところが素晴らしいですね。
- 乳揉みを主軸として主人公の成長を描くってのも初めてではないでしょうか。
メゾン・ド・ペンギン
- 写植を使わず、手書きオンリーという企画。
- 「貴様はその時すでに負けていたというわけだにょ」の8コマオチに笑った。
- まあでも正直言って私より字綺麗ですよ、大石先生…。
重機人間ユンボル
- ユンボルは他に10体いることが判明。
- 「11人いる!」って、それ言いたかっただけだろ…。
- ユンボル同士の戦いにおいては、工法の習熟度が重要な鍵を握るようです。
しかし姫、ドSだな…。
魔人探偵脳噛ネウロ
- 探偵事務所リフォーム計画。
- ネウロの「こんな机が欲しい」に「あるかぁ!」と突っ込んでいた弥子が、
飴玉製造機付き机で「ねーよ!」と突っ込まれているのがいいですね。
- 外道な中古家具屋登場。そして呪いの机。
まあネウロにはふさわしそうな机ですけど…。
銀魂
- 「セガ派は黙ってドリキャスやってろボケ。シェンムーの続編ずっと待ってろボケ」
色んな意味で破壊力抜群。他の二社が「弁天堂」と「ゾニー」なのに、
セガだけそのままってのも。
- 「あーこれで彼はマグロルート入っちゃいましたね。
これからマグロになり30分何も感じないし動けません」
さりげなくとんでもないネタを仕込んでるな、この人。しかし危険な選択肢過ぎる。
- 「どこの世界に会って5分でカジキマグロで刺されるラブストーリーがありますかァァ!」
いや、まったくもってその通り。でも笑いました。
- ヅラの人妻好きって、ギャルゲーにも適用されるんだ…。
- 「おとすって何ィィ!?そっちの落とすだったの!?」
予想もつかない展開。もはやギャルゲーじゃないし。
- 1対1となったところで、次回は銀さん・神楽 vs. 土方・沖田。
ToLOVEる―とらぶる―
- 「金色の闇」こと、イブ登場。うわ、人気キャラに関しては、前作のキャラでも使うんだ…。
チキンガン
- センターカラー。「Mr.FULLSWING」の鈴木信也先生の読み切り。
- ミスフルのギャグパートを延々と繰り返されいるような感じで、
読みづらいことこの上なかったですね。一部ツボに来るギャグもありましたが。
- 「タカヤの6巻持って来いよ〜」
「ろ…6巻じゃなくて夜明けの炎刃王だよ…」
はかなりツボに来ました。
- ストーリー的には、攻めてくるのが皆ギャルの「サクラテツ」って感じで、
特に目新しさは感じませんでした。
エム×ゼロ
- ルーシーの力を借りて、F組の連中に一矢報いました。
益々今後のハードルが上がってしまった感じもしますが。
- ただのハッタリ野郎ではなく、他の連中に当たらないように自らの体を犠牲にする、
という九澄自身の真っ直ぐな性格があるからこそ、読者が感情移入できるんですよね。
仁義無きお年玉争奪編〜漫画家編〜
- 彰田令貴先生の読み切り。前回のメーカー・アニメ会社編に続いて二週連続。
- うーん、漫画家なのでそんなにはじけるわけにはいかなかったのか、
実際にそうだったのかはわかりませんが、明らかに前回に比べるとパワーダウン。
編集の傍若無人ぶりが足りなかったのか。それは結局女性が少なかったせいか。
真説ボボボーボ・ボーボボ
- 黒賭博騎兵衆の残り一人・グラサンと、三大王の一人・ボスの紫龍炎かまらを倒さないと、
他のエリアへは進めないということが判明。まあ、順番をはっきりさせるという意味ではいいんではないでしょうか。
- しかし同格だったはずのグラサンが、別格の強さってのは納得行かないよなあ…。
バトル漫画ではよくある展開ですけど。
- なぜか流れで首領パッチが戦う羽目に。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
- よくわからない流れで、ロージーがMLSに仮入学することに。
いや、こんな緊迫している時じゃなくて、もっと暇なときに通っておこうよ。
- いきなり新キャラのジグロが悪霊に。
太臓もて王サーガ
- 「日辺野美子」。今まで出ていたかの知らないキャラでしたが、
「日ペンのミコちゃん」が元ネタなんでしょうね。
- 魔法使い用ゲーム「UREY」。魅惑的なデザイン過ぎる…。
- 「願い事 すでに自分は あきらめた」
に宏海の悲しさを見た。
テニスの王子様
- やっぱりこの絵面、どう考えてもおかしいんですけど。
二拾参式で既に観客席の一番上まで達してますよね…。
- 飛んできた体を受け止めるって、どう考えてもおかしい構図なんですけど、
この世界では普通なんだろうか…。
P2!
- 眞白はペンホルダーの裏面使いでした。ペコと同じだ。
しかしそんな奥の手も効かず、
団体戦の背負うモノの前に2セット目を落とす。
チームの中で浮いている眞白が負ける理由としては妥当かも知れませんね。
- 「眞白くんが負けたら山雀先輩部に戻れなくなっちゃうよっ」という言葉は気になりますが。
- アキラの的確かつ容赦のない批評はいいですね。
ピューと吹く!ジャガー
- 扉絵は丸々久保帯人先生。無駄に豪華。
- 自分から自分へ出す年賀状について。
- しゃっく(高幡不動君)、全員に違う絵柄なのか。凄く律儀ですよね。
まあ、ハマーさんのは去年のの使い回しだったみたいですけど。
次号は22日発売、ということで、ここの間隔が一番空くんですよね。
まあ一応15日には赤マルが発売されますけど。
(2007.01.06)
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