漫画の部屋
ジャンプの部屋・2006年43号感想
今週より江尻立真先生の「P2!」が連載開始。そして「謎の村雨くん」が最終回でした。
P2!
- 江尻立真先生の新連載。表紙&巻頭カラー。
- これまで何度か「World_4u」を載せてきたので、当然連載はそれでいくのだと思っていました。
「アウターゾーン」のようなオムニバス形式で。
- 蓋を開けてみれば、ピンポン。しかも「OVER TIME」のようなファンタジー要素無しの、
真正面からのスポ根漫画になりそうです。
- 鈍足で運動音痴の主人公が、唯一希望を見出したのは卓球だった…。
というわけで、第1話としてはかなりオーソドックスな滑り出し。
- いじめっ子属性の幼馴染というヒロインはまあいいんじゃないでしょうか。
でも「早乙女 乙女」って名前はあまりにやる気がないネーミングだな
(漫画のヒロインとしても、漫画の中の両親のネーミングセンスとしても)。
- この手のスポーツ苦手orスポーツ素人がスポーツに目覚める、という場合、
主人公ならではの特性ってのが鍵を握っている場合が多いわけですが
(SLAM DUNKの花道のジャンプ力だったり、アイシールド21のセナの走力だったり)、
第1話を見た限りではまだ特別な能力があるようには思えず。
絵(それも静物画)を描く能力と何か関係しているんでしょうか?
相手のプレイを「止め絵」のように記憶できる能力とか…。
ONE PIECE
- 新たな短期集中表紙連載開始。しかし限りない大地を目指すエネル視点では、
他のキャラは出てきそうもないですが、どうやって話を続けるつもりだろうか…。
- ガレーラ&フランキーハウス達はやっぱり生きていました。
パウリーのロープを使って…とは考えたけど、これじゃあ1回やり過ごすことができても、
その後の追撃はかわせないんじゃあ…。本当に倒したのかの確認もせずに去る海軍、
詰めが甘過ぎます。しかも逃走手段まで確保されているらしいし。
- 別行動をしていたサンジ。「ヤボ用」とのことですが、何をしていたんでしょうね。
ココロとチムニーを連れてきたってだけじゃあなさそうですよね。
- 脱出船も壊され、もう絶体絶命、というところに駆けつけた「最後の仲間」は、
何とゴーイングメリー号。これでウソップが仲間に戻るための障壁も解消。
それはともかく、このメリー号、完全に直っているんでしょうか?
勝手に直ったんだとするともはやオカルトの世界になってしまうんですが、
何らかの説明はつくんでしょうかね。「クラバウターマンの奇跡」ってことで済まされてしまうんでしょうか。
- ただメリー号が完全に修復されていたとしても、
この状況から逃げ出すのにはもう一つ奇跡クラスの何かが必要ですよね。
サンジが何かコソコソしていたのが脱出の鍵になるのか、
それともメリー号にプルトン並の兵器が装着されているとか(笑)。
BLEACH
- 十刃顔見せの回。尸魂界編でいうと隊首会召集に当たるエピソードですね。
- 死神のように秩序を重んじる必要はないと思いますが、仮にこれが番号順に整列しているんだとすると、
左側手前のウルキオラから奥に向かってNo.1〜No.5、
右側手前のグリムジョーから奥のヤミーに向かってNo.6〜No.10、ですかね?
ウルキオラがNo.1かどうかはまだ不明ですが、
グリムジョーよりも強そうなので、恐らくNo.5より上だとは思う。
- しかし何かほとんど仮面の面影のない人(?)もいますね。
- 眼鏡かけた白髪の人、キザっぽくて、仮面の軍勢のローズさんとキャラが被りそう。
- 植物は石英みたいなのしか生えていないのに、紅茶は淹れられるんだ…。
メゾン・ド・ペンギン
- 今週の佐藤さん、本当に企画倒れで終わってしまったんですね。
- バカ彦君はやっぱり普通のこういうネタの方が面白いですね。
- インベーダーズ、復活してくれたけど、期待していた方向性と違う…。
隊長まで地球文化になじんでしまっては、いまいち面白味が出ないと思うんですが…。
「それはともかく○○の解説を頼む」ってのが良かったのに。
NARUTO
- 飛段の「呪い」は、見た目の通り対象に攻撃をそのまま返すようです。
本人は不死身と来ているので、これは性質が悪いですね。
- シカマルの「影首縛り」により、一時的に動きを封じました。
しかし「物理攻撃の『影縫い』はダメだ!」って、「影縫い」は物理攻撃で、
「影首縛り」は物理攻撃じゃないんでしょうか。
「影縫い」は影同士を繋げて、シカマルと同じ動きをさせる技ですよね。
「影首縛り」は影そのもので相手を縛る技。
解けるまでの条件が「影首縛り」の方が強そうなのはわかるんですが、
一方が物理攻撃で他方が物理攻撃じゃないと言われても、
そもそもの原理がよくわかってないのでピンと来ません。
- シカマルの分析力が発揮されるエピソードになりそうです。これは楽しみ。
でも角都もいるので、無傷で済みそうな気はやっぱりしないなあ…。
アイシールド21
- あっという間に太陽ラインは破壊され、棄権。ご愁傷様…。
- 峨王から初めて投手を護ったラインとして、負けながらも番場の株は上昇。
さらにそれを利用して峨王の、ただのパワー馬鹿ではない、
熱いハートとクールな判断力の持ち主であることをアピールしてます。
- これだけ峨王をクローズアップしてきたってことは、決勝戦に勝ち上がるのは、
西部ではなくて白秋なんでしょうか。西部すらかませとして使うつもりか?
- それにしても岬ウルブスは本当にただの雑魚だったか…。
しきりに脚をアピールしていたので、せめて陸とのスピード対決はあるかと思ったが…。
- これで茶土ストロングゴーレムが王城ホワイトナイツに勝ったりしたら、泣く。
D.Gray-man
- ミランダの「刻盤」には、常に最善の状態に保つ「時間回復(リカバリー)」と、
単にある時点に一時的に戻すだけのモードと、2種類あるようです。
前者の方が単に発動するのにエネルギーを必要とするだけなんでしょうか。
どちらにしろ発動を解除すると全部元に戻ってしまうんでしょうかね。
- 鍵を差し出したのはティキ。しかしこの賭け、ティキ側のメリットがさっぱりわからないな…。
放っておけば全滅できるものを何故わざわざ…。
- 「ロードの扉とそれに通じる3つの扉の鍵だ」
4つの扉が全部同じ鍵で開くんですかね。セキュリティレベル低いな(違)。
それぞれの扉を開ける鍵を護る番人を…という展開はベタ過ぎて避けたのかも知れませんが、
結果として同じことになっているっぽい…。
銀魂
- 勝手にこち亀祭り後編。
- 長谷川さんの本体はおっさんかグラサンか、の議論に1ページかけているのが良かったです。
さっちゃんのやけに理路整然と説得しようとしているところとか。
- 「大丈夫ですよね銀さんコレ!!来週には直ってますよねコレ!」
「わからん 山崎のアフロは4週続いた」
のやり取りに笑った。
- ゾンビに追いかけられて、エレベーター使って脱出して、最後はヘリポートに出て、
ヘリから落とされたロケットランチャー使って締め、
ってこれもしかしてバイオハザードのパロディだったんでしょうか(気づくの遅ッ)。
OVER TIME
- 9対5のハンデ戦。しかも審判もみんな不良寄り…とくれば、当然まともな試合になるはずもなく。
- しかしなんっつーかうんざりする展開ですね。
正直、これで勝ったところで、いくら改心したそぶりを見せたところで、
こんな最低の連中と野球やりたくなんかないよ、って感じです。
ホントどうするんでしょうね。
- もういっそのこと、ファンタジー要素を突き詰めてしまって、
野球が全てを支配する異次元か何かに転生して、そこで思う存分野球をやりまくる、
とかいう展開にしてしまってはどうか。
「OVER TIME〜夜明けの速球王〜」とか言って。
家庭教師ヒットマンREBORN!
- 骸ならぬクローム、キス・良かったのポーズ・緊縛(幻覚だけど)などなど、
女の子であることを十分に活かした攻撃(?)を披露。
- そしてマーモンの正体は失踪していたらしいアルコバレーノ・バイパーだそうです。
アルコバレーノがこういう戦いに直接参戦してよいものなんでしょうか。
っていうか、アルコバレーノ自体が何だかもよくわかっていないんですけど。
ToLOVEる―とらぶる―
- 今週のサービスシーンは入浴シーンでした。
- 「爆熱少女マジカルキョーコ」、「どんな事件も燃やして解決」って…。
- レンと春菜が接近して、四角関係に発展?
魔人探偵脳噛ネウロ
- 吾代の新車。こういうのも「登場と同時に死亡フラグが立っている」というんでしょうかね。
- 篚口スフィンクスと追いかけっこしている間に、HAL本体はオズワルドののど元へと接近中。
仮にスフィンクスを倒せたとしても、HAL本体を壊すのが難しくなりましたね。
まあネウロならいざとなれば米軍相手にでも喧嘩しそうですけど。
真説ボボボーボ・ボーボボ
- 元々バトル漫画のパロディ的位置づけで始まったはずなのに、
気づいたら今のジャンプで一番真面目にバトル漫画やってますね。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
- 七面犬、勝手に送り込んでおいて「ケッ さっそく足手まといだナ コイツ」って言い草は酷いと思う…。
- 「六王並みの力を持ってやがるかも」
ほとんど隠居状態だったイサビでさえそのくらいの力を持っているとすると、
かつての盟友で、禁魔法律を極めた(?)ティキの方は、
もはや魔法律では倒せないかも、と言っている??
- で、六王と悪魔長ってどっちが格上なんでしょうね。
エム×ゼロ
- どんどん強くなる妄想・愛花の誘惑に負けずに、九澄無事脱出。
- 3人が脱出できたので、一応この試験は突破ですね。
- 脱出するうちの1人は愛花だと思っていたのですが、
どうやらまだ一捻りありそう。
テニスの王子様
- 返し技ではなく、あくまで泥臭く食らいつく不二。
- それはそれでいいんですが、今までの必殺技の不二を全否定されているようで、
ちょっとさみしい…。必死になりながらも、
さらにレベルアップした返し技を入れたりしてくれると嬉しいんですが。
- で、最後に出てきた2人ってどこのどなたでしたっけ。
太臓もて王サーガ
- またしても矢射子のラブアタック回。単行本のコメントを読む限りでは、
こういう展開は人気高いみたいですね。
- 個人的にはあまりヒットするパロディネタがなくていまいちでした。
斬
- 1対1バトルの3面展開に。
- でも相手方、もう一人いるんですよね。
例の委員長っぽい男女2人組が参戦するんでしょうか。
謎の村雨くん
- 予想通り、最終回でした。
- 一連の叩き込むアクションシーン(昇竜裂破?)は気持ちよかったです。
- しかし最後までチームプレイは見られず、単独プレイばっかりだったのは残念でした。
- 残念ながら「みえるひと」ほど終わって惜しい感がしないのも事実。
うーん、どこら辺から迷走してしまったのかなあ。
隕石が落ちてきて楓が出てきて、辺りからかなあ。
隕石はいとう先生のNGワードかも知れませんね
(和月先生の男爵のごとく)。
ピューと吹く!ジャガー
- 連載開始以来初?のハマーさんが尊敬を集めた回。
- でもやっぱりオチはこうなるのね…。
次号より板倉雄一先生の「HAND'S」が連載開始。
主人公の顔が読み切りの時とは違っているような気がするんだけど、記憶違いかな?
読み切り版とプロットに大差がないんだとすると、
やはり素人がハンドボールに目覚める、というファンタジー要素のない真正面のスポ根漫画になりそう。
まあ、今のジャンプにはスポ根成分が少ないから、ちょうどいいかも知れませんね
(サンデーには3本、マガジンにも2本も野球漫画があるのに、
ジャンプはファンタジー野球漫画1本だし)。
今週の江尻先生は尾田先生の元アシで、板倉先生は岸本先生の元アシのようですね。
(2006.09.25)
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