漫画の部屋
ジャンプの部屋・2006年6・7合併号感想
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年初めての号というのは、ジャンプもマガジンもサンデーも同じ日に発売される、
という印象が強かったんですが、今年はサンデーが4日、ジャンプが7日、
マガジンが11日、と綺麗に分かれましたね。
さて、毎年恒例となりました、新年初めての号における2005年ジャンプ感想総括から入りたいと思います。
今週の感想はこちら。
2005年ジャンプ感想総括
2005年の感想を統計的に処理することで、そこから何らかの傾向を見つけてみようというコーナーです。
対象は2005年1号〜52号です。
取り上げた回数ベスト10
- アイシールド21/48回
- ムヒョとロージーの魔法律相談事務所/48回
- 家庭教師ヒットマンREBORN!/48回
- 銀魂/48回
- Mr.FULLSWING/47回
- BLEACH/46回
- ボボボーボ・ボーボボ/46回
- ONE PIECE/45回
- NARUTO/45回
- テニスの王子様/45回
1位タイのアイシル、ムヒョロジ、リボーン、銀魂は全て皆勤。
アイシールド21は昨年に引き続きの皆勤でした。
休載無しのまま全国大会編へ突入、という、無謀ともいえるスケジュールを続けております。
原作・作画が別だからこそできる芸当でしょうか。
それ以下はほぼ休載回数に応じた順位となっているかと。
個人的には第2部に入るために休載があったはずのNARUTOとワンピが同回数というのが意外。
と思って読み返してみると、NARUTOは1部終了後「カカシ外伝」をやっていたので、
実質的に2号分しか休載してなかったんですね。
ワンピはちょくちょく休載していたんだなあ。
ちなみにHUNTER×HUNTERは31回で16位でした。
続いてワーストの方。
- こち亀/1回
- べしゃり暮らし/8回
- 大泥棒ポルタ/9回
- 未確認少年ゲドー/10回
- 武装錬金/17回
- 太臓もて王サーガ/18回
- 切法師/18回
- みえるひと/19回
- カイン/19回
- Waqwaq/20回
こち亀は1回、巻頭カラーの時に取り上げました。
べしゃり・ポルタ・もて王・みえるひとは始まったばかり、
ゲドー・ブソレン・Waqwaqは終わりかけ、ということでした。
で、連載期間が丸々入っていたにも関わらずランクインしてしまった、
切法師とカインの哀しさが際立つわけですが…。
平均箇条書き数ベスト10
- ONE PIECE/5.24 (45回)
- BLEACH/4.83 (46回)
- 太臓もて王サーガ/4.67 (22回)
- DEATH NOTE/4.63 (40回)
- HUNTER×HUNTER/4.26 (31回)
- 銀魂/3.88 (48回)
- アイシールド21/3.83 (48回)
- 魔人探偵脳噛ネウロ/3.51 (39回)
- NARUTO/3.40 (45回)
- ムヒョとロージーの魔法律相談事務所/3.35 (48回)
ああ、この順位はわかりやすいなあ。
我ながら、自分の好みが如実に反映されてますね。
3位のもて王サーガは大躍進と言ってもいいでしょう。
っつーか去年のを見返してみたら、
スピンちゃんがランクインしてるし。
人の好みは変わらん、ということでしょうか。
なお、次点にはWaqwaqが続きます。
2005年に終了した漫画
2005年に終了した漫画に関して、短評を。
- 未確認少年ゲドー
- まあ、ダラダラ続くよりは良かったかな、という印象ですね。
- 武装錬金
- こちらは完全に不完全燃焼。何しろ「ファイナル」でも完結できなかったくらいなので…。
次の赤丸掲載の「ピリオド」に期待です。
- Waqwaq
- うーん、世界観は結構好みだったんですけど、
最後はやっぱり駆け込み感が否めませんでした。
次があるのかどうかわかりませんが、
得意の近未来ファンタジー系での復帰を希望します。
- ユート
- ほったゆみ先生原作にも関わらず無念の打ち切り。
コミックスでの書き足しを見る限り、
これから面白くなるところだったのに…という感じは否めず。
ジャンプシステムの犠牲者がまた一つ…。
- いちご100%
- 2005年唯一の円満終了作品?。
まさかの西野エンドで物議を醸しましたが、
まあこれはこれで良かったんじゃないかと。
- カイン
- まさかの主人公自爆END。
正直なところ、「サソリ」の良さが全く消えてしまっていたような感じがして、
パイロット版の読み切りと比べても全く良さが見出せませんでした。
まあ、終了も無理ないかな、と。
- 切法師
- カインと共に散った作品ですが、個人的な想いとしては、
こちらは本当に惜しかった。最終回間近になって出てきた設定の魅力的なこと。
うーん、本当にもったいない。もうちょっと一般読者受けするキャラ
(最後に出てきた切法師仲間の女性など)を早期投入していれば…。
- DEATH NOTE(第1部)
- 仕方ないこととはいえ、明らかに1部に比べて2部はパワーダウンしていますね…。
1部で終わっていたら本当に伝説の作品になれていたんでしょうが、
さすがに週刊少年ジャンプでそれは無理でしょうね…
(RPGで魔王が最後に勝つ、みたいなもんだし)。
これからの大詰めの展開に期待です。
- ボボボーボ・ボーボボ(第1部)
- こちらはパワーダウンとかではなく、
第2部になっても全く第1部と変わっていないというか…。
今後は、わざわざ仕切り直した意味のある展開を期待したいですね。
ここからは今週号の感想です。
表紙は恒例のオールスターズですが、作者の自画像ダルマ付き。
作者の写真はやはりもう復活しないんでしょうね…。
アイシールド21
- 巻頭オールカラー。休載無しでオールカラーとは、本当にこの人たちは仕事量凄いな。
- 今週より全国大会編。まずは関東大会の抽選会からスタート。
- まもり姉ちゃんと石丸先輩が髪型を変えてイメチェン。
石丸先輩、そもそも髪の量が増えてません??
- 初お目見えのチームは、SIC地区代表・白秋ダイナソース、
茶土ストロングゴーレム、岬ウルブス。
茶土が静岡代表、岬が北海道代表かな?
- そしてびっくり、いきなりの神龍寺との対決。
神龍寺は王城と当たって、王城が負けたところを泥門が…という
(まあ、ありがちな)展開を予想していただけに、これは驚きました。
- しかし勝てるんですかねえ?正直、まだ泥門には荷が重いような…。
- 仮に神龍寺戦に勝てても次は王城、そして決勝で西部と再戦、
という組み合わせですが、西部との再戦はいまいち盛り上がりそうもないので、
Aブロックは西部が敗れる波乱を予想。
NARUTO
- カブトは大蛇丸の(本当の意味での)二重スパイでした。ややこしいな。
- ここで大蛇丸と対決することになるのか。
BLEACH
- 限定解除。隊長・副隊長に限り、現世では力を1/5に制限する、という設定はちゃんと生きていたんですね。
しかし個人の霊力の大きさは関係なくて単に官位だけで決める、
というのが何とも尸魂界らしい頭が固いルールですね。
- そして3人とも破面を一蹴。日番谷と恋次にとっては記念すべき初勝利?
- 乱菊の灰猫は刀身が灰のようになって消えるのに、ちゃんと斬れるんですね。
ナキーム、下の名前も番号もわからないまま死亡。
- しかしこれでまたわからなくなった。日番谷は、ヴァストローデは隊長格より上だ、
と言っていた。そのヴァストローデがさらに破面化したのであれば、日番谷に勝ち目はないような。
とすると、シャウロンも所詮ヴァストローデではないのか?
結局十刃の10人だけがヴァストローデなんでしょうかね?
ONE PIECE
- 表紙連載>おお、その手があったか>裏切りの黒。
このまま元バロックワークスの面々が、
エニエス・ロビーに乗り込んで来て本編に絡んでくる、って可能性は…低いか。
- オハラ回想編も佳境。クローバー博士の仮説は、空白の100年に栄えた王国が、
世界政府の敵なのではないか、という説。
- 妄想に入ると、その王国の名が「D」の付く名前で、「D」の名を持つ人々は、
皆その王国の末裔、とか?それならば、巨人族を含めて、
色んな人種がいるのも納得できます。
- ついにバスターコール発動。でも青キジはロビンを見ている以上、
単に船の上から砲撃をするだけではないんでしょうね。
- オルビアを見つけて、つい歴史の本文が読めることを喋ってしまったロビン。
これでロビンは指名手配されるハメになったのか。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
- 今井裁判官の最強の陣発動。
- ブイヨセンの念道力は顔削ぎソフィーの比ではないそうで。
そんな奴をよく捕まえて魔監獄に収容できたなあ。
だって、執行人に頼んだら生け捕りじゃなくて魔界に送り返しちゃいそうだし…。
- そして幽李もムヒョの煉を受けて真の姿を。正直あまり賢者っぽくない姿になっちゃいましたが…。
- 魔封じのペンの直書きによる魔縛り。大量の煉を消費する可能性がある、
ということで、まさにロージー向き。これで一気に成長するのか?
銀魂
- 寺門通ちゃんが真選組の一日局長を。
- お通語、のりピー語のパロディなのかも知れないけど、流行ってんのかあ?
- 小ネタが多くて全体的に面白かったんですが、
マスコットキャラ誠ちゃんの不必要な程のキャラの作り込みが笑いました。
- さりげなく人斬り万斉が出てますね。お通ちゃんファン、ということもあって、
次週以降絡んできそうですね。
真選組からしたらテロリストだし、よろず屋とも因縁があるので、どうなることやら。
- 「死ね土方」「沖田を殺せ」の言い合いが面白かった。
- お通ちゃんが何者かに狙われたところで次週へ続く。
D.Gray-man
- リナリーは100%イノセンスを解放した上で、相手の能力(重力操作)を利用して相討ち?に持ち込む作戦に出た模様。
- ラビの木判がどんな効果があるんだか謎ですが…。
- まあ、リナリーをここで殺すわけはない、と思いつつ、
リタイアでしばらく戦線離脱というのはあるかも知れませんね。
アレンと入れ替わり?
- どうもエシが自分のことをエシと呼ぶのに違和感が。
「エシの攻撃を受けたな」とか言われると、
エシとは別のアクマがいるように感じてしまうんですが、違いますよね??
(ちょっと自信なくなってる)
家庭教師ヒットマンREBORN!
- 「Xグローブは死ぬ気弾と同じ素材でできていて 死ぬ気の炎を灯すことができるんだぞ」
なぜ生まれたばかりの武器の効果をリボーンが知っているのか。
過去にも出たことがある武器なんでしょうかね。
- 推進力にも使えて、相手の闘気を浄化できる、というなかなか使い勝手の良さそうな能力。
ただ、いつも使えると無敵過ぎて緊迫感なさそうなので、
ツナが本気になった時のみ、っていう使用制限はつきそうですね。
FOREST
- 「サソリ」「カイン」の内水融先生の読み切り。センターカラー51P。
- 残虐非道の盗賊団の首領が、孤独な少女と暮らす内にすっかり丸くなってしまった、
という話(見も蓋もない言い方ですが)。
- 主役の蛇と、用心棒の剣士、どちらも甘ちゃんなところが共通しているのが面白かったです。
- 安易に蛇が生き残らないのは、さすがカインの最終回で主人公を自爆させただけのことはありますね。
結局一番悪いのは村人じゃん…という印象が残ってしまったまま、
終わるのも、まあこの人らしいというか。
DEATH NOTE
- 高田 vs. 海砂 vs. リドナー。
盛り上がりそうなイベントなんですが、あっさりと終了。
これ、意味あったのかな?
高田が預かっているノート切れ端に海砂の名を書いたり、ってことがあるのか?
- それよりも何よりも、魅上の決定的瞬間をあっさりと見られてしまいました。
いいのか、それで。っつーか、尾行って言っても家の中までは監視してないのか。
高田に近づこうとするのと同じ努力を魅上に向ければ、あっさりとバレた気もするんですが…。
- 最初に携帯で写真を撮ってメールを送っていたようなのは、後で家に帰ってから「削除」
しようとしたんだけど、結局緊急性を要する、ということでその場で「削除」することにした、とか?
- ジェバンニに死相が見えた…。
タカヤ ―閃武学園激闘伝―
- 花房の使う醒花曜瞑流っていうのは、どちらかというと防御に特徴のある流派のようですね。
妹も防御の達人だし。
- 鉄壁の防御を持ち、攻撃の通じない相手に対して、
相手の攻撃を誘って反撃。まあ、王道ですね。
テニスの王子様
- 無我の境地の「人の技パクリ」を、「素で出来る」と言い切る跡部様。
さすがです。
- っつーか、「下克上等」って技名だったのかよ!(←今週号で一番の驚きポイント)
- 急な怪我により、本来のページ数よりも少なかったようですが、
正直なところここで引きでも全然違和感なかったような。
大ゴマ連発なので、ページ数に対する感覚が鈍ってしまったんでしょうか。
ボボボーボ・ボーボボ
- 上下分かれての二元中継。適度に上下の絡みも入れつつ、展開してました。
まあ、結局はいつものボーボボでしたけど。
- コアラ骨法、なぜビュティに見られてはいけないんだろう…。
魔人探偵脳噛ネウロ
- あかねちゃんが主役になるエピソード。髪を切る殺人者「噛み切り美容師」登場。
- 今回の犯人は、あかねちゃんが殺されたエピソードに絡んできたりするんでしょうか?
- 外に出たくない、というネウロ。実は結構ダメージが蓄積していた模様で…。
前回早坂に撃たれた時、平然と受け流していたけど、効いていたんですね。
とても気になる展開けど、どういう風に決着つけるんだろう。
- 次号、巻頭カラー。弥子+あかねちゃんの運命や如何に?
太臓もて王サーガ
- 太臓の父・魔王登場。
- まあ、予想通り、太臓とほぼ寸分違わず性格の持ち主でした。
- こうなると、未登場の母のキャラが気になりますが、
父親をイジめるサドなキャラしか思い浮かばない。
「スピンちゃん」の透瑠の母親のイメージなんだろうな。
- 温子のストイックなまでのジョジョネタがいっそ清々しい。
みえるひと
- アニマ達によるひめのん争奪戦開始。
- ホルトが気付いたひめのんの瞳の奥にある何かは、
ひめのんの母親に関係ありそうですね。
- ガク・エージ・ツキタケの揃い踏みは、
こいつらそんなに強くないよな、とは思いつつも心強さを感じました。
みんなひめのんのファンだからなあ。
Mr.FULLSWING
- あっという間に時間は進んで、決勝は大阪対埼玉、ということに。
- 犬飼の特訓はそれなりに進んでいるようですが、
打撃陣の特訓はまだ成果が出ていない様子。鳥居マネージャーの参戦(?)
で、一気に開眼と行くのか?
ピューと吹く!ジャガー
- 新春恒例の無我野喬至先生。
- 依頼人の顔のモザイクと先生の局部のモザイクが…。
- で、遠目の画面でも出ているモザイクが最後のオチに繋がるわけですね…。
次号は2週間以上先の23日発売。
しかしこの号から再開とアナウンスされていたHUNTER×HUNTERの姿は、
次号予告に全くありません…。本当に載るんでしょうか…?
とりあえず16日発売の赤マルで、「武装錬金ピリオド」ですかね。
(2006.01.07)
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