漫画の部屋
ジャンプの部屋・赤マルジャンプ2004 SPRING感想
赤マルジャンプの感想を初めてやってみました。
いや、別にヒマだってわけじゃないですよ?
アイシールド21 超PREMIUMリバーシブルCOVER
- これ、リバーシブル、って言っても裏面(白黒)使う人っているんでしょうか?
- 2002 ver.と2004 ver.を比べてみると、ヒル魔の悪魔化がより進んでいるような…。
ALL THE WAY DOWN/森田まさのり
- 巻頭オールカラー5ページ。
- 八百長ボクサーの話。
- いや、もうこれ少年誌の内容じゃないし。
ゴーウエスト!/いとうみきお
- 巻頭カラー。
- 「ロトン」という個々人の超能力を使った超能力バトル。
- うーん、こりゃまた随分と直球というか、なんの捻りもない超能力バトルで来ましたね。
今のジャンプで超能力バトルで連載しようとしたら、もうちょっと凝らないと厳しいんじゃないかなあ。
- 天才のナギサと凡才だけど負けず嫌いのハリガネ、という主人公の性格設定は結構いいとは思うのですが。
- 「No.1」エリートのロトンがいまいちわかりづらい。っていうか、
それそんなに強いか?まあ相手から戦意を奪ってしまうから、
確かに戦いになれば負けないのかも知れないけど。
- どんな能力かもろくに紹介されないまま倒されていったNo.2〜No.10(No.6除く)までの皆さんが不憫でした。
窯神/岩本直輝
- 「心の炎」で壺を焼く「窯神」を主人公にしたファンタジー。
- 窯で不思議な器を焼く、というアイデアも面白いし、
主人公、師匠、ヒロインのキャラクターもなかなか好感が持てますね。
- 煙突が背中に生えている、っていうビジュアルも、
シンプルなアイデアですが「窯神」を特徴付けていると思います。
- 個人的には(ごっちゃん除けば)一番楽しめました。
爆走妖精ロンタ/岩渕成太郎
- ギャグ。
- 落ちこぼれの妖精が人間界に落ちてくる、という構図は「テンテンくん」なんかと同じですが、
うーん、ギャグがいまいちすべり気味だったかなあ。
- 逆ギレギャグって、ツッコミ側がかなりうまく突っ込んであげないと、
すべっちゃうんだよね。
- 割と普通にギャグ世界でほのぼのしてたのに、
いきなりナイフの通り魔が出てきたらちょっとヒくよね。
もうちょっとどうにかならなかったのかなあ。
赤マル番外編
- 前号から袋とじになっちゃって、立ち読みでは見られなくなってしまいました。
- DEATH NOTEにラクガキ4コマ
- りんごにこだわるリュークはかわいい。
- 「女の子のはいてたパンツがいちご柄だったかららしいよ リューク」
冷静に「いちご100%」の解説をしている月が素敵。
- いちご8〜9%
- やっぱ作者的には東西南北の4人が正ヒロインの座を争っている、
という図式でよろしいので?
- つかさのTシャツの「24」は「西」だから?
- 3年Z組銀八先生
- ボーボボ鼻毛劇場
- 小畑ボーボボのマスク・ド・田楽マンを見てからというもの、
どうも田楽マンがかわいいと思えなくなっている自分がいる(笑)。
- シャーマンキング〜ふんばりの詩〜
- えーっ!?たまおーっ!?マジでーっ!?
- 正直、本編より先が気になる(笑)。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所/西義之
- 幽霊や魔物の犯罪を抑止するために「魔法律」の「執行人」が活躍するホラーファンタジー。
- いわゆる退魔モノ、ではあるのですが、「魔法律で裁く」という切り口はなかなか新鮮。
- でもムヒョが一番怖いよ…。
- 助手のロージーがほとんど役に立ってないのがなあ。
なんか一つだけでも取り得があると良かったかも。
- 妙にお色気に力を入れていた、のか?絵柄のせいであんまりいやらしくはなかったですが。
天空の司書/やまもと明日香
- 物語の中に入れる天空の書を守る司書の活躍を描いたファンタジー。
- 主人公はバカだし能力も使えないけど、信念だけは持っている、というキャラ。
- いや、まあこういう主人公はよくあるパターンだし構わないんですけど、
こういうキャラが逆転勝ちする場合にはそれなりの理由が欲しいですよね。
- 結局筋肉バカなだけで勝っちゃったのがなんだかなあ。
新地球人ひゅう/吉田真
- 動物の言葉を理解する宇宙人が、なんとか地球人に溶け込もうとするギャグ。
- ギャグテイストですが、短いページでなかなかまとまっていたんじゃないでしょうか。
- ただナンシーのキャラがどうも生理的に受け付けないなあ。
KICK!コータ!!/村瀬克俊
- 格下相手には本気になれないコータが世界レベルの強敵に挑むキックボクシング漫画。
- 素直じゃないキャラですが、まあそれなりに良かったんじゃないでしょうか。
少なくとも個人的には「キoクス・メガ○ックス」よりは楽しめました。
吉野くんの告白/坂本裕次郎
- 変態キャラが告白の邪魔をする、学園スラップスティックコメディ。
- この手のギャグ漫画は、変態キャラの造形が全てですが、
うーん、ちょっと予想の範疇でそれ以上ではなかったかなあ。
鳥獣奇画/角石俊輔
- 妖怪と戦う力を持つ少年が、鳥の妖怪・普賢の協力を得て覚醒するファンタジー。
- 表情とかアクションシーンの描き方はまだ精進が必要かな、という感じですね。
- 弱虫少年が覚醒する、という展開は王道なんですけど、そのきっかけとなる、
「料理のことになるとキレる」が、いまいち全体の構成になじんでなくて、
取ってつけたような感じになっているのが残念。
スカイフィッシャー楽丸/阿部国之
- 釣りの国の釣り漫画。
- 最後海に出る決意をするのがあまりに唐突過ぎる感じ。
GIMMICK/森本尚司
- 腕が機械の腕になってしまった少年が悪と戦う。
- テーマの「初志貫徹」が、普段の彼の行動からもう少し感じられると良かったんですけどね。
なんか取ってつけたみたいで。
- 幼馴染のキャラはかわいいと思いました。涙を溜めるあたりとか。
HURL KING/新井友規
- 伝説の不良を引き込んで何とか延命を果たそうとする弱小柔道部の物語。
- めっぽう強いけど、モテない不良の「KING」が、
柔道部のマネージャーに一目惚れして入部を決意。
- 好きな漫画「SLAM DUNK」って、いや、いくら好きだからってあまりにそのまんまだろ、という感じ。
- マネージャーのキャラが打算的だったのは面白かったですけどね。
- 次はもうちょっとオリジナルで勝負して欲しいですね。
ごっちゃんです!!―完結編―/つの丸
- 巻末カラー。今回は半分これが載ってるから買ったようなもんです。
- 高田川高校対甲山工業の団体戦決勝。
- 怪我の調子が思わしくなく変化せざるをなかった北嶋。
- 妙にしおらしくなってしまって「神童」本来の強さを取り戻したカチ。
- えらそうな割にはあっさりと負けたアキラ。
- テンパってまさに「窮鼠猫を噛」んだ純太。
- 吊り対上手投げの意地のぶつかり合い、ごっちゃん。
- と、それぞれの個性がよく出ていて見事な決勝戦でした。
- 巻末コメント>「あと少し残業する予定です」
単行本での書き足しもあるみたいですね。
初めて赤マルの全作品レビューやってみましたけど、
結構疲れますね、これ。
連休でもなければちょっと辛いかも。
(2004.05.01)
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